【サーフィン】サメと戦った世界王者ミック・ファニングがCT「ノースナラビーン」出場決定

チーム・協会

【© WSL/Slone】

サーフィンチャンピオンシップツアーのオーストラリアレッグ第2戦「ノースナラビーン」に、3度の世界王者ミック・ファニングがワイルドカード(招待枠)で出場することが決まった。

4月9日までオーストラリアのニューキャッスルで開催されていた「リップカール ニューキャッスルカップ」の真っ只中に、ファンには嬉しいニュースが舞い込んだ。ニューキャッスルの次のノースナラビーンもリップカールがスポンサーのため、ワイルドカード枠がミックに与えられたのだ。

3度の世界王者ミック・ファニングとは

ミックといえば、2015年の南アフリカ戦で、決勝戦の最中にシャークアタックに遭ったことが世界的に報じられた。同年、最終戦の最中には兄が亡くなり、妻との離婚を経験するなど長いキャリアで最もハードなシーズンになった。

翌2016年は体力的、精神的な疲れを理由にスポット参戦に切り替えたが、その中でも南アフリカ戦では一年前のトラウマを乗り越えて優勝とまるでハリウッド映画のようなドラマティックな結末を迎えた。

そんな日本にもファンの多いミックは、惜しまれながら2018年に豪ベルズ戦で引退。22度のCT優勝、3度のワールドタイトルと輝かしい17年のCT選手生活に幕を閉じた後もメディアには度々登場、ニューキャッスルのイベントでもリモートで解説者を務めていた。

かつてCTにクオリファイする前のワイルドカード時代、2001年のベルズで優勝経験もあるミック。
逆に現役時代にワイルドカードに大切なヒートを奪われた経験もある。だからこそ、ワイルドカードという立場には人一倍思い入れがあるようだ。

「選手時代、ワイルドカードには長年に渡って何度も僕の夢を台無しにされてきたよ。だから、もし今回俺が勝っても悪い気はしないだろうね。まあ、現実的に彼らに勝つ準備ができるかが最大の問題なんだけど」

ミックがワイルドカードで出場する「リップカール ノースナラビーン クラシック」は4月16日〜26日にNSW州のノースナラビーンで開催される。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

国内外のサーフィン関連ニュースを発信する「THE SURF NEWS(サーフニュース)」の公式アカウントです。2020年東京五輪のサーフィン関連情報や、人工サーフィン施設、業界最新動向、話題のサーフギア、コンテスト、初心者から経験者まで役に立つHowToなど様々なニュースをお届けします。

新着記事

スポーツナビからのお知らせ

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント