クルとモラタの得点でリード
　水曜日のナポリ戦の勝利で得た勢いを得たチームは、この日も好スタートを切る。キックオフから4分後、クアドラードがドリブルで右サイドの深い位置までボールを運び、ゴール前へ折り返す。フリーになっていたクルゼフスキが左足のシュートできっちりとチャンスをものにして、ユーヴェは立ち上がりにリードを奪うことに成功した。

　その後もロナウドが遠めの位置からシュートを放つなど攻撃の手を緩めないユーヴェは、21分にキエーザが相手のボールを奪って速攻を仕掛け自らシュート。GKペリンにセーブされたボールに反応したクリスティアーノ・ロナウドのシュートはポストに嫌われたが、そのこぼれ球をモラタが押し込んでリードを2点に広げた。

　前半最大のピンチはハーフタイム直前の45分。スカマッカがゴール前中央で前を向きシュチェスニーと1対1になるが、ユーヴェの守護神がビッグセーブでシュートを阻止。2点のリードを守ったまま前半を終えた。

スカマッカのゴールで1点差
　しかし後半立ち上がりの49分、コーナーキックからフリーのスカマッカにヘディングシュートを決められて失点。スコアは再び1点差となった。さらに55分にもシュチェスニーがセーブを強いられ、直後にはゴール前中央からピアツァにゴール上に外れる危険なシュートを放たれるなど、ジェノアが攻勢を強めた。

スーパーサブ、マッケニー
　ユーヴェは劣勢の時間を耐えて徐々にリズムを取り戻すと、68分にモラタとクルゼフスキに代えてディバラとマッケニーを投入。すると70分、ダニーロからのスルーパスに抜け出したマッケニーがペリンとの1対1を冷静に制して3点目のゴール。采配が的中しジェノアを突き放した。

　88分にペナルティエリア内に侵入したアレックス・サンドロが至近距離から放ったシュートはペリンにセーブされたが、試合はそのまま3-1で終了。ユーヴェは前節ナポリ戦に続いてホームでの連勝を達成した。

ユヴェントス：シュチェスニー；クアドラード (アレックス・サンドロ 46)、デ・リフト、キエッリーニ、ダニーロ；キエーザ、ベンタンクール、ラビオ (ラムジー 84)、クルゼフスキ (マッケニー 68)；モラタ (ディバラ 68)、ロナウド

サブ：ブッフォン、ピンソーリョ、デミラル、フラボッタ、ドラグシン、ディ・パルド、アルトゥール、ファジョーリ

ジェノア：ペリン；マジエッロ、ラドヴァノヴィッチ、クリシート；ビラスキ、ロヴェッラ、バデリ、ベーラミ、ザッパコスタ；パンデフ、スカマッカ