<男子ゴルフ>ヒデキ、おめでとう。そしてありがとう

チーム・協会

【©Augusta National Golf Club】

初出場は、震災直後の2011年。アジア勢初のローアマを獲得してから、ちょうど10年。「あのとき、たくさんの方々に背中を押していただいたから、今の僕がある」と言った。

今年、8年連続10度目のマスターズは20代としては、最後の挑戦。

「もう10回目なので。どんな状況がきても予測はつくと思うので。それに対して自分がどれだけ対応できるものを持っていくかだと思うので」。
経験を糧に、心身を鍛え、技をみがき続けて栄光をつかんだ。今年は自身初めてコーチを帯同し、喜びも、悔しさも積みかさねて悲願を達成した。

宮本留吉氏が日本勢として、初のメジャー出場を果たしたのは1932年の「全英オープン」。
「マスターズ」の初出場は、陳清水氏と戸田藤一郎氏が挑戦した1936年だった。

それから90年。日本に初のメジャータイトルをもたらした松山英樹に、JGTO会長の青木功がお祝いのコメントを寄せました。ここに紹介します。

「松山選手、マスターズトーナメント優勝、おめでとうございます。
日本人初、アジア人初となる今回の優勝は、私だけでなく、日本全国のゴルフファンや関係者等が待ち望んだ瞬間でした。

2011年のマスターズでは、松山選手が渡米する直前に東日本大震災が起こり、日本の国民が大きく傷ついている時に、見事ローアマチュアに輝き、特に被災した方々に大きな勇気を与えてくれました。

そして今回、新型コロナウイルスの世界的な拡大によって、日本国内においても様々な制限がされ、国民の皆さんの気持ちが落ち込んでいる状況の中でのマスターズ優勝ということで、本当に多くの方々に希望を与えてくれたと思います。
そのような意味で、松山選手には祝福と同時に心から感謝いたします。

マスターズの優勝にたどり着くまでには、我々には計り知ることのできない、血のにじむような努力を積み重ねてきたことと思います。
松山選手だからこそ出来た努力だったと思いますし、その上での今回の優勝だったのではないかと思います。
今回の優勝は、特にゴルフ界の将来を担う子供たちに大きな夢を与えてくれたに違いありません。そのような将来のプロゴルファーのためにも、松山選手の持っている心の強さ、忍耐力、技術の高さを、これからも如何なく発揮し、披露してくれることを願っています。
あらためまして、マスターズトーナメントの優勝、本当におめでとうございます」
一般社団法人日本ゴルフツアー機構
会長 青木 功
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