【神戸戦プレビュー】〜ただ連敗を止めるだけでなく、次に繋がる戦いを〜

清水エスパルス
チーム・協会

【@S-PULSE】

エスパルスの前節は、ホーム2連戦の2試合目、浦和との対戦だった。前半は拮抗した内容でチャンスも作っていたが40分だった。浦和のコーナーキック、山中亮輔のボールに岩波拓也に頭で合わされて先制ゴールを許してしまう。後半の開始から続々とメンバーを代えて攻撃の流れを作ったが、なかなかゴールに近づくことができず、逆に90分にカウンターから杉本健勇に追加点を決められて、エスパルスは2連敗となっている。

この試合、エスパルスは被シュート2本で2失点と点差ほど攻められていたわけではない。ただ、1点目のコーナーキックからの失点は、「映像で見る必要があると思うが、ゾーンディフェンスで、ゴールエリアの中で簡単に打たれるということはあってはならない」と試合後にロティーナ監督が話していたように、すぐさま修正が必要になる。そして、攻撃面だ。第7節 徳島戦から2試合連続でノーゴールが続いている。徳島戦ではシュート8本、浦和戦ではシュート6本を放っているが、決定機と呼べるものを多く作れていたわけではない。よって、相手GKを脅かすようなシュートも少なかった。より相手ゴールに迫るような攻撃を生み出さなければいけないだろう。今節はアウェイとなるが、勝利のためにはチャンスを作り続ける試合にしていきたい。

対する神戸は、前節大分と対戦した。11分に山口蛍のクロスを、古橋亨梧がバックヘッドで決めていきなり神戸が先制。38分には、大分の渡邉新太がバー直撃のシュートを放ち肝を冷やすが、前半を何とか無失点で抑えて1点リードで折り返す。後半もお互いがチャンスを作ったが、ゴールは生まれず、試合はこのまま神戸の逃げ切り。

神戸は、これで5勝2分1敗となり3位に浮上した。1敗は、未だ無敗の名古屋に0-1という僅差で敗れただけ。また、ここまでで唯一川崎Fから勝ち点を挙げたチームでもある。前川黛也、古橋といった日本代表選手が攻守の柱となって活躍しており、今のところ死角はない。

神戸戦と言えば、過去の対戦では18年の第33節で対戦したときに90+14分に六反勇治のゴールで3-3の同点に追いついたように、点が動く試合が多い。昨季はアウェイで1-3、ホームで3-1となっている。ちなみに、このホームで決めた3得点は、全て西澤健太のアシストで、得点を決めたのがヴァウド、エウシーニョ、金井貢史と全てDFの選手だった。そのうち、2つがセットプレーからの得点だ。今季、セットプレーからの得点は開幕戦で河井陽介のコーナーキックがオウンゴールになったものと、第6節に鈴木義宜が決めたゴールの2ゴールのみ。こうしたチームが苦しいときに助けになるのは、セットプレーになるかもしれない。まずは1点を取って、不調から抜け出したい。

エスパルスとしては、どうしても3連敗は避けなくてはいけない試合になる。それも、ただ連敗を止めるだけでなく、次に繋がる勝利がどうしても欲しい。

エスパルス公式アプリ「S-PULSE APP」では、ロティーナ監督とチアゴ サンタナ選手の試合前日コメントを公開!!

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2021 明治安田J1リーグ 第9節
4月11日(日)17:00キックオフ
ヴィッセル神戸 vs. 清水エスパルス
@ノエビアスタジアム神戸
<放送>
DAZN
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著者プロフィール

チーム名の「S-PULSE」は、「サッカー・清水・静岡」の頭文字Sと、サッカーを愛する県民、市民の胸の高鳴りとスピリットを表現するため、英語で「心臓の鼓動」を意味するPULSEを組み合わせて名付けられました。 1993年に「オリジナル10」の一つとしてJリーグ開幕を迎え、クラブの歴史がスタートしました。 こちらのサイトではチームや試合、イベントなど様々な情報をお届けいたします

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