セレッソ大阪【J1リーグ第9節 C大阪 vs 福岡】中島のJ1初ゴールに加藤のホーム初ゴールも、数的優位を生かせず悔しいドロー
【CEREZO OSAKA】
大久保嘉人と丸橋祐介が先発に復帰した今節、レヴィー クルピ監督はベンチに入らず、前節に引き続き小菊昭雄コーチが指揮を執った。立ち上がり、攻勢に出たのはセレッソ。4分、西川潤がサイドを崩してシュート。GKに防がれたはね返りを拾った豊川雄太のシュートがネットを揺らしたが、西川がオフサイドでノーゴールに。その後は福岡の決定機をGKキム ジンヒョンが防ぐなど一進一退で始まった試合は、14分にアクシデント。福岡の志知孝明が奥埜博亮へ見舞ったタックルに対し、一度は流した主審だったが、オンフィールドレビューの結果、レッドカードを提示。志知は退場となった。
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後半もセレッソがボールを握る展開は変わらない。ポゼッションを高めて敵陣に入っていくと、62分、最初の交代カードとして小菊コーチは中島元彦をピッチへ送った。ただし、最初に試合を動かしたのは福岡。67分、CKのこぼれ球を拾われると、吉岡雅和にシュートを決められ、数的不利の福岡に先制を許した。これで火が付いたセレッソ。2分後、すぐさま同点に追い付く。ペナルティーエリアの外から放たれた中島の左足での強烈なミドルシュートがゴール左上に決まり、試合を振り出しに戻した。中島にとっては嬉しいJ1初ゴール。ホームではJ1初出場となった一戦で、見事、自身の代名詞でもあるミドルシュートで結果を残した。
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79分には奥埜の強烈なミドルシュートがクロスバーを叩くなど、3点目を狙ったセレッソ。最後まで攻め抜く姿勢を示したが、88分、福岡に同点ゴールを与えてしまう。中盤でボールを奪われ、サイドに展開されると、クロスからフアンマ デルガドにヘディングでネットを揺らされた。勝ち切りたいセレッソは、90+5分、松田陸のクロスに奥埜がドンピシャのヘディングで合わせたが、相手GKのビッグセーブに阻まれ、勝ち越しならず。試合はこのまま2-2で終了。ビハインドをはね返す力強さを見せた一方、相手に少ないチャンスをモノにされて2失点。悔しさの募る引き分けとなった。(文=小田 尚史)
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