楽天・早川隆久が昨季王者に挑む。快投続けるオリックス・宮城大弥にも期待【4/11 パ・リーグ見どころ】

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楽天のドラ1ルーキー・早川隆久が王者に挑む。福岡ソフトバンクは松本裕樹が今季初先発

 4月11日の13時から、楽天生命パーク宮城で楽天と福岡ソフトバンクの第3回戦が行われる。前日の試合は福岡ソフトバンクが序盤にリードを奪うも、楽天が中盤に追いついて2試合連続の引き分けに持ち込んだ。勝負を決めたい3戦目は、どのような展開を見せるか。

【今季対戦成績】
楽天→0勝0敗2分
福岡ソフトバンク→0勝0敗2分

【楽天】早川隆久投手 2試合1勝1敗 12回 11奪三振、防御率3.00
【福岡ソフトバンク】松本裕樹投手 1試合1勝0敗 1回 1奪三振、防御率0.00

 楽天の先発は早川隆久投手。4月4日のオリックス戦では6回76球8安打3奪三振4失点の内容で初黒星を喫し、プロの洗礼を味わう登板となった。昨季のリーグ覇者との対戦となる今登板では、先発としての役割を果たす投球を見せられるか。打線では辰己涼介選手が当たっている。10日の試合では、反撃の5号ソロを含む3安打3打点と活躍した。打線をけん引するリードオフマンは今試合でも好調な打棒を発揮できるか。

 福岡ソフトバンクは松本裕樹投手が先発する。4月8日に一軍昇格を果たすと、当日の試合に1点ビハインドの場面でリリーフ登板。ピンチを招きながらも後続を抑えると、直後に味方が逆転して2シーズンぶりの白星を手にした。ブルペンデーとなるであろうこの先発マウンドでも、チームを勝利に導く投球をしたいところ。左投手と相対する打線では川島慶三選手の起用が予想される。10日の試合では2番・二塁で起用されると、猛打賞をマーク。左投手に強いチャンスメーカーの持ち味を生かす打撃に注目したい。

オリックス・宮城大弥に対するは北海道日本ハム・加藤貴之。両軍左腕の快投に期待

オリックス・バファローズ 宮城大弥投手 【(C)パーソル パ・リーグTV】

 京セラドーム大阪では13時から、オリックスと北海道日本ハムの第3回戦が行われる。10日の試合では、同点で迎えた最終回に猛攻を見せた北海道日本ハムが勝利を収めて連勝を飾った。

【今季対戦成績】
オリックス→0勝2敗
北海道日本ハム→2勝0敗

【オリックス】宮城大弥投手 2試合2勝0敗 15回 13奪三振、防御率0.60
【北海道日本ハム】加藤貴之投手 2試合1勝0敗 13回 11奪三振、防御率2.08

 オリックスの先発は、防御率リーグトップの宮城大弥投手。高卒2年目の今季は、ここまで15イニングで2失点(自責点1)、2戦2勝と好調だ。このまま好投を続け、チームの連敗を止めるとともに、勝ち頭となるべく勝利を積み重ねたい。打線の注目は吉田正尚選手。10日の試合では2本の適時打でチーム全打点を叩き出し、打率を再び3割に乗せた。さらにその裏では、安達了一選手が今季初の猛打賞を記録している。2人の打者を中心にどれだけ投手を援護できるかが鍵となりそうだ。

 対する北海道日本ハムの先発は、加藤貴之投手。開幕第2戦で白星を挙げると、4月4日の前回登板では白星こそつかなかったものの、千葉ロッテ相手に8回1安打2四球6奪三振1失点の快投を見せた。この試合でも、強敵・宮城投手との白熱した左腕対決に期待が高まる。打線は、10日に決勝打を放った野村佑希選手の連日の活躍に期待できそうだ。開幕から6試合連続安打を記録したものの、ここ数試合は当たりが止まっていた。飛躍のシーズンへ、15打席ぶりの安打が決勝打になったことは、大きなきっかけになるだろう。

千葉ロッテは鈴木昭汰がプロ初勝利に向けて先発。埼玉西武は平井克典に勝ち越しを託す

千葉ロッテマリーンズ・鈴木昭汰投手 【(C)パーソル パ・リーグTV】

 ZOZOマリンスタジアムでは14時から、千葉ロッテと埼玉西武の第3回戦が行われる。10日の試合では先制点を奪った千葉ロッテが埼玉西武の追い上げを振り切り、対戦成績を1勝1敗に持ち込んだ。勝ち越しをかけて戦うカード3戦目、見どころを紹介する。

【今季対戦成績】
千葉ロッテ→1勝1敗
埼玉西武→1勝1敗

【千葉ロッテ】鈴木昭汰投手 2試合0勝0敗 12回 17奪三振、防御率1.50
【埼玉西武】平井克典投手 2試合2勝0敗 11.2回 13奪三振、防御率1.54
 
 千葉ロッテはドラフト1位ルーキー・鈴木昭汰投手が先発。前回登板した4月4日の北海道日本ハム戦では7回95球2安打11奪三振2四球無失点の快投を披露した。公式戦では初めてとなる本拠地のマウンドで、プロ初勝利を手繰り寄せる投球を見せたいところ。打線ではマーティン選手が絶好調。前日の試合では、2打席連続の本塁打を含む3安打2打点の活躍で勝利に貢献した。本塁打ランキングトップを走る男の打撃に今日も目が離せない。

 埼玉西武の先発は平井克典投手。4月4日の福岡ソフトバンク戦では、5.2回を投げて109球7安打8奪三振2四球2失点と粘りの投球で自身2連勝を飾った。今季先発に転向した右腕はここまで2戦2勝と結果を残しているが、今登板でもカード勝ち越しに導く投球ができるか。打線では源田壮亮選手に注目。10日の試合ではチャンスの場面で適時打を放つなど、マルチ安打をマークした。チームで離脱者が相次ぐ中、キャプテンとして今試合でも攻守でチームに貢献したい。

前日3安打の楽天・黒川史陽は連日の活躍で一軍を目指す!

 ウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉では13時から、楽天と横浜DeNAのイースタン・リーグ公式戦、第3回戦が行われる。10日の試合では打線が奮起するも、中継ぎ陣の乱調や守備の乱れなど、精彩を欠いて大量リードを守り切れなかった。

 注目は黒川史陽選手。昨季は一軍でプロ初安打を放つなど、未来の楽天の中心選手になるべく成長を続けている。10日の試合では先制点につながる安打を含め、3安打2打点の活躍を見せた。打率は2割台と本調子とはいかないものの、徐々に状態を上げ、巧みなバットコントロールを発揮しつつある。一軍の舞台を目指し、攻守において存在感を放ちたいところだ。

【今季対戦成績】
楽天→0勝1敗1分
横浜DeNA→1勝0敗1分

千葉ロッテは11連勝なるか。俊足の高部瑛斗にも注目

 ロッテ浦和球場では13時から、千葉ロッテと埼玉西武のイースタン・リーグ公式戦第3回戦が行われる。10日の試合では、投手、野手ともに安定感をみせた千葉ロッテが勝利した。11日も勝利を飾り、11連勝となるか。

 千葉ロッテは高部瑛斗選手に注目。10日の試合では、持ち味である足で内野安打をもぎ取るなど、失策含む4出塁を記録した。次の塁を果敢に狙う走塁、そして足を生かす打撃に期待したい。埼玉西武は中熊大智選手が10日の試合で2安打1打点と活躍。捕手としても、ピンチでマウンドに集まった際に、投手への積極的な声掛けが目を引いた。好打にわたり躍動し、支配下登録へアピールを続けられるか。

【今季対戦成績】
千葉ロッテ→2勝0敗
埼玉西武→0勝2敗

福岡ソフトバンク・上林誠知は一軍レギュラー奪還へ結果を残せるか

 タマホームスタジアム筑後では13時から、福岡ソフトバンク対広島のウエスタン・リーグ公式戦、第6回戦が行われる。10日の試合では、中盤に大量点を挙げた福岡ソフトバンクが逆転勝利を収めている。

 福岡ソフトバンク打線は、前日の試合で逆転打含む2安打2打点の活躍を見せた上林誠知選手に注目。今季はここまで打率.273としているが、さらにバッティングの状態を上げ、一軍レギュラーの座を奪還したい。また、先発には尾形崇斗投手が予定されている。今季はここまで4試合に登板、うち3試合に先発し1勝2敗も防御率1.69と好調。このままアピールを続け、一軍登板のチャンスをつかみたい。

【今季対戦成績】
福岡ソフトバンク→2勝2敗1分
広島→2勝2敗1分
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