クーマン対ジダン、2人のレジェンドが挑むクラシコ

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バルセロナとレアル・マドリーを指揮するロナルド・クーマンとジネディーヌ・ジダンは、選手時代にそれぞれのクラブに成功をもたらしたレジェンドだ。

昨季終了時点で選手として、監督としてラ・リーガだけで通算30戦のエル・クラシコを戦ってきた2人は、この一戦がどのような意味を持つのか、そしてこの一戦でプレーし、勝つために必要なものは何なのかを熟知している。にも関わらず、意外にも2人は今季まで直接クラシコで対戦したことがなかった。昨年10月のカンプノウに続き、今回はまだ2度目の顔合わせに過ぎないのだ。

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クーマンは選手として1989年にPSVアイントホーフェンからバルセロナに移籍し、加入初年度のコパデルレイ決勝でレアル・マドリーを破った。ラ・リーガでは11試合のクラシコに出場し、5ゴールを記録。クラシコにおけるベストゴールは1994年、5ー0で大勝したカンプノウのクラシコで決めた長距離の直接フリーキックだろう。

フリーキックと言えば1992年、ウェンブリーのチャンピオンズカップ決勝で決めた決勝ゴールは、バルセロナの歴史を語る上で欠かせない出来事の1つである。ディフェンダーとしてバルセロナ史上最多の88ゴール、クラブと代表でキャリア通算253ゴールを記録しているクーマンは、昨季セルヒオ・ラモスに追い抜かれるまでラ・リーガにおける通算最多得点ディフェンダーの地位を守っていた。

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ジダンは現役時代にラ・リーガの舞台で7度のクラシコを経験している。戦績は2勝3分2敗で、ロナウジーニョ、サミュエル・エトーらを擁するバルセロナを4ー2で破った2005年4月の一戦では1ゴールを決めている。

ジダンがベストパフォーマンスを発揮したクラシコはチャンピオンズリーグの一戦だった。レバークーゼンとの決勝で伝説のボレーシュートを決めた01/02シーズン大会の準決勝ファーストレグにて、彼は見事なバセリーナ(ループシュート)を決めている。

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ジダンは監督としてもレアル・マドリーに多くのもたらしてきた。2016年の就任以降、彼は2度のラ・リーガ・サンタンデール優勝(2017年と20年)に加え、2016〜18年にかけてチャンピオンズリーグ3連覇の偉業を成し遂げている。

現時点で既に、彼はレアル・マドリー史上最高の成功を手にした監督だと言えるだろう。獲得タイトル数はミゲル・ムニョスの14タイトルがクラブ史上最多記録ながら、ジダンはムニョスの3分の1程度の期間で11タイトルを勝ち取っているからだ。

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2人の初対戦となった今季前半のクラシコでは、ジダンがクーマンを上回り敵地で3ー1の勝利を手にしている。果たして今回はどのような結果となるだろうか。

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