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高橋学

【フットサル日本代表/WEB取材】「簡単に(GK陣の)序列が変わることはほぼない」。それでも、W杯出場のチャンスを狙い続ける“三番手”矢澤大夢。

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3月25日から4月9日まで、千葉県・高円宮記念JFA夢フィールドで長期トレーニングキャンプに臨む日本代表。今秋に予定されるワールドカップは、その出場権を争うはずのAFCフットサル選手権の中止が決まり、W杯本大会の出場自体が不透明ではあるが、ブルーノ・ジャパンは、過去最高成績(ベスト8以上)を目指して活動を続けている。

基本的に、W杯に招集されるゴレイロは2人だが、現在、代表チームの“三番手”にいるのが矢澤大夢だ。バサジィ大分の守護神として、近年、目覚ましい進化を遂げる彼は、自分の立ち位置をどのように捉えているのか。関口優志、ピレス・イゴールという強烈なライバルとの競争に勝ち残るために、何を意識しているのか。7日、14日目の午前練習を終えた矢澤大夢がオンライン取材に応じた。

イゴールの細かい所作も密かに真似している

──長期合宿も終盤ですが、ここまで取り組んできてどうですか?

個人としては、GKの取り組みとして、シュートストップはもちろんのこと、ボールをつなぐところや、ディストリビューション(配球)をかなり求められています。具体的には、自陣でのボール回しにも積極的に参加して、相手のプレスを回避することですね。そこはバサジィ大分とは大きく違う部分ですし、僕自身の課題にあげてキャンプに入入りました。内山(慶太郎)GKコーチからも、そこのクオリティを上げようという課題をもらっています。実際に、合宿が始まった最初の頃と比べても、今は細かいところまで詰めています。それこそ、ボールを受ける前の体の向きというところまで考えながら、この期間で成長できている感覚があります。

──以前から、内山コーチからも課題にあげていたところですよね。

日本代表のGKは、そこ(GKがプレス回避に参加すること)をやれないといけないと要求されています。

──イゴール選手が、現在の3人のGK陣のなかでは、矢澤選手が自分と似たタイプだと話していました。ポジション争いがあるなかで、そこに勝ち残っていくためにどんな意識をもって取り組んでいますか?

関口(優志)選手とイゴール選手の2人はずっと選ばれてきましたし、一つひとつのプレーのクオリティがずば抜けて高いと思っています。僕が短期間で良いプレーをしたからといって、簡単に(GK陣の)序列が変わることはほぼないと思っているので、僕は、一つひとつのクオリティを上げることを考えています。ミスをしないことや、ボールを味方に出すときの判断などを上げていくことで、チャンスをもらえたときに、どれだけその実力を、あるいはそれ以上のものを出せるのか(が重要だと思います)。自分としては、そのチャンスをもらうためにも、今のトレーニングに全力で取り組んで、クオリティを上げていくことが必要な段階だと思っています。

──2人のGKに対して参考にしていることや取り入れていることはありますか?

それはたくさんあります。たとえば、関口選手からはボール回しなど、シュートストップ以外のプレーですね。ボール回しの判断やスローの場所、ピヴォに出すタイミングがすごくうまいので参考になっています。イゴール選手は、僕と体型も近いですし、自分がフットサルを始めた頃から参考にして、目指してきた選手です。ブロックのタイミングや止める形のチョイスなどは、すごく参考にしています。それに、スローのときの目線など、細かい所作のところも、密かに真似をしています。

──ワールドカップは、フットサルを始めた頃から自分が出場するイメージをもっていましたか?

いえ、始めた頃は全くイメージもわかなかったですし、日本代表でこうしてプレーすることさえ想像する余裕はありませんでしたね。現実的にW杯を視野に入れ始めたのは、2017年にトルクメニスタンで行われた第5回アジアインドア・マーシャルアーツゲームズを戦ってから、世界を舞台に戦う大会に出場したいと強く思うようになりました。

──W杯が近づいてくるなかで、出場への思いが強まっていますか?

もちろん強まっています。それに、メンバーに選ばれるだけでなく、試合に出場して活躍したいです。ただし、GKというポジションは、フィールドプレーヤーとは異なり、実力だけではなく、仲間からの信頼も(メンバーに選ばれるために)大きな要素だと思います。今の立ち位置を客観視してみても、関口選手とイゴール選手は、実力も、安定感も、実績もすごい。もちろんW杯に出たいですが、僕がチャンスをもらえるのは、チーム全体の流れを変えたいときで、120%のパフォーマンスを求められるときだと思っているので、そのときに向かって準備しています。

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