日本選手権3日目:男子200m自由形で日本新Vの松元克央が東京五輪に内定

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【(C)時事】

第97回日本選手権水泳競技大会・競泳競技「ジャパンスイム2021」が4月5日、競技3日目を迎えた。男子200m自由形では、松元克央(セントラルスポーツ)が1分44秒65の日本新記録で優勝。Tokyo2020(東京五輪)同種目の日本代表に内定した。男子100m背泳ぎは入江陵介(イトマン東進)、女子100m平泳ぎは渡部香生子(JSS)と青木玲緒樹(ミズノ)が代表内定を勝ち取った。(写真:時事)

男子200m自由形は、松元が日本新記録となる1分44秒65で制した。決勝で東京五輪の派遣標準記録(1分45秒76)をクリアし、東京五輪の同種目日本代表に内定。2位の柳本幸之介(日大豊山高校)、3位の萩野公介(ブリヂストン)、4位の高橋航太郎(自衛隊)は松元とともに、東京五輪男子800mフリーリレー日本代表に内定した。

入江は男子100m背泳ぎ決勝で53秒13をマークし、同種目8連覇を達成した。派遣標準記録(53秒40)を突破し、代表に内定。入江はロンドン五輪同種目で銅メダルを獲得している。

女子100m平泳ぎでは2選手が代表に内定した。ロンドン五輪・リオデジャネイロ五輪出場の渡部が1分06秒51で優勝、青木が1分06秒56で2位。両選手は「決勝で東京五輪派遣標準記録(1分06秒97)突破」と「決勝で2位以上」の日本代表内定条件を満たした。

女子100m背泳ぎは小西杏奈(ガスワン/サイサン)が59秒93で優勝。同種目の派遣標準記録(59秒71)に届かなかったが、女子400mメドレーリレー(背泳ぎ)の派遣標準記録(1分00秒25)は突破した。

5日午後は女子200m自由形、男子200mバタフライ、女子200m個人メドレーの準決勝も行われた。

男子200mバタフライは、本多灯(ATSC.YW/日本大学)が1分54秒93の全体1位で6日の決勝に進出。瀬戸大也(TEAM DAIYA)は1分55秒56の全体2位で通過した。200m・400m個人メドレーに続く代表内定を狙う瀬戸は、トップ通過の本田を意識。「決勝は(本田)灯との勝負になると思うし、ほかの選手も余力がある。決勝でいい泳ぎをして、しっかり勝ちたい」と意気込んだ。

大橋悠依(イトマン東進)は2分10秒74の全体トップタイムで、女子200m個人メドレー決勝に進出。6日に行われる決勝に向けて、「達成できるかは分からないが、自己ベストに挑戦したい。そのためにも、前半から積極的なレースをしたい」とコメント。自己ベストを更新した上で、400m個人メドレーに続く代表内定を目指す。大本里佳(ANAイトマン)が2分11秒59で全体2位。大橋とともに400m個人メドレー代表に内定している谷川亜華葉(イトマン/四條畷学園高)は、全体6位のタイムで決勝に進んだ。

第97回日本選手権水泳競技大会・競泳競技は、東京五輪の競技会場・東京アクアティクスセンター(東京都江東区)で、4月3日から10日まで無観客開催される。
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