プロ野球は3月28日、セントラル・リーグ3試合、パシフィック・リーグ3試合の計6試合が行われた。セントラル・リーグでは、阪神タイガースが東京ヤクルトスワローズに大勝。パシフィック・リーグでは、東北楽天ゴールデンイーグルスの早川隆久がプロ初勝利を挙げた。ここでは28日の試合を振り返る。

野村克也氏の追悼試合として行われた東京ヤクルトスワローズ対阪神タイガースの一戦は、阪神打線がつながり大勝。阪神は3点リードで迎えた8回、マルテのタイムリー、サンズの3号3ランで一挙4得点。10安打8得点を挙げ、ヤクルトに大勝を収めた。

東京ドームでの一戦は、終盤に追いついた読売ジャイアンツが引き分けに持ち込んだ。1点ビハインドの8回、1番・梶谷隆幸が同点打を放ち、古巣・横浜DeNAベイスターズの今シーズン初勝利を阻止。DeNAは先発の平良拳太郎が5回まで完全投球も、右肘の張りで降板、今季初勝利も逃した。

広島東洋カープ対中日ドラゴンズの一戦は、両者無得点のまま引き分けに終わった。広島の先発・野村祐輔は6回3安打無失点・5奪三振と好投。中日・小笠原慎之介も6回5安打無失点・4奪三振と互いに譲らず。広島打線は10安打を放つも、決め手に欠いた。

東北楽天ゴールデンイーグルスはドラフト1位ルーキー・早川隆久が好投し、北海道日本ハムファイターズからプロ初勝利。早川は6回4安打無失点・8奪三振の快投を披露。バッテリーを組んだ太田光が2号2ランを含む2安打3打点と、攻守で早川を援護した。

埼玉西武ライオンズは投打が噛み合い、オリックス・バファローズに快勝。投げては先発の平井克典が6回無失点の好投で今季1勝目。打っては森友哉が2号先制弾、中村剛也が追加点のタイムリーを挙げた。

福岡ソフトバンクホークスは千葉ロッテマリーンズに逆転サヨナラ勝ち。1点ビハインドの9回裏、二死満塁のチャンスで代打に立った川島慶三が、2点タイムリーを放ち勝負を決めた。ロッテはドラフト1位ルーキーの鈴木昭汰が5回1安打2失点の好投も、勝利はならなかった。

3月28日の試合結果

ヤクルト2-8阪神

巨人1-1DeNA

広島0-0中日

楽天5-0日本ハム

西武5-1オリックス

ソフトバンク6-5ロッテ