男女60mHで室内日本記録!日本選手権室内、大阪で開催中!
【JAAF】
昨年からシニア種目が「日本選手権・室内競技(以下、日本選手権室内)」として実施されることになり、U20、U18、U16の3カテゴリで行われる日本室内陸上大阪大会とともに、ショートスプリント、スプリントハードル、跳躍種目における各年代のトップアスリートが一堂に会する室内競技会となったこの大会。当初は2月6〜7日に行われる予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う対応で会期を3月17〜18日に変更、無観客での開催となりました。
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新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、残念ながら無観客での開催となりましたが、競技の模様は、日本陸連公式のYouTubeチャンネルでライブ配信。この大会に向けては、アスリート委員会が過日実施したチャリティオークション収益の一部を充当し、両日ともにメインチャンネルとフィールドチャンネルの2チャンネル態勢をとり、より多くの出場選手のパフォーマンスをお届けできるよう充実を図りました。
前回大会でも、室内日本記録が更新されて大いに盛り上がった日本選手権男女60mHは、今年も予選からヒートアップする展開となりました。まず、女子60mH予選で、前回8秒11の室内日本記録を樹立した青木益未選手(七十七銀行)が室内アジア歴代4位タイとなる8秒06をマークして、自身の室内日本記録を更新。続いて行われた男子60mH予選では、1組目で泉谷駿介選手(順天堂大学)と前回のこの大会で7秒61の室内日本記録を樹立した金井大旺選手(ミズノ)が、同タイムの7秒56(着差ありで泉谷選手が1着)でフィニッシュして室内日本記録を塗り替え、ともに決勝に大きく期待を高めました。女子60mH決勝では、青木選手が単独室内アジア歴代4位となる8秒05をマークして、室内日本記録を再更新して優勝。2位には木村文子選手(エディオン)が室内日本歴代3位となる8秒12で、3位には鈴木美帆選手(長谷川体育施設)が同5位となる8秒17でフィニッシュしました。
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2021日本室内陸上競技大阪大会として全17種目の決勝が行われたU20、U18、U16の部も、カテゴリー自体が2019年に設定し直された影響もあり、予選から大会新記録が続出する盛り上がりとなりました。U16女子走幅跳では、中学2年生の小針陽葉選手(沼津陸上)が5m83(大会新)の好記録で優勝。U16女子60mでは、大会記録(7秒65)保持者の佐藤俐有選手(田原東部中2年)が、予選で7秒59の大会新をマークしたのち、決勝では7秒54まで更新して圧勝しました。また、U20女子棒高跳では、中学生ながらこのカテゴリに出場した柳川美空選手(前橋南橘中3年)が、昨年自身が室内で樹立した中学記録に並ぶ3m90をクリアして優勝を果たしています。
大会2日目の3月18日は、午前9時45分から競技がスタート。日本選手権の部で男女12種目、U20の部で男女6種目の決勝が実施されるほか、オープン種目として小学生男女60mが行われます。大会2日目の模様も、メインチャンネルとフィールドチャンネルの2チャンネルで、午前9時(予定)からライブ配信を予定しています。屋外シーズンインを間近に控えた選手たちの熱き戦いを、ぜひオンラインでお楽しみください!
競技日程や出場選手、スタートリストやライブ配信スケジュールなど、大会に関連する情報は、日本陸連公式サイト( https://www.jaaf.or.jp/competition/detail/1504/ )および日本陸連公式SNSをご参照ください。
文・写真:児玉育美(JAAFメディアチーム)
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