2位の永井花奈 後悔より前進をアピール

チーム・協会

【<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>】

明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント 土佐カントリークラブ(高知県)最終日

 初めてのプレーオフ。永井花奈は3ホール目でボギーを叩き、チャンスを生かすことができなかった。「負けちゃった、という感じです。でも、プレーオフへ行けたことが良かった」。サバサバした口調で語っている。

 1打の重みを痛感した今大会。最終日の目標は、もちろん優勝だったが、首位の稲見萌寧とは3打差があった。ということで、「バーディー3つをとること」。ところが、勝負は意外な方向へ。「スコアがもっと伸びると思ったけど、きょうの最終組は流れが悪い。この流れに飲まれたくない。とても難しい状況でした」という。

 1バーディー、2ボギーの73。稲見も1バーディー、5ボギーの76の内容からもわかる。それだけに、「あそこでこうすれば…。そんな感じで後悔をしたら切りがない。目標のバーディー3つが達成できなかったけど、プレーオフを戦えたことが良かった」と折り合いをつけた。敗因は、「プレーオフ3ホール目の第2打をミスしたことです。パーパットを外したけど、当たりなどは悪くない」と分析している。

 そして、「プレーオフを経験できた。去年はそういうことがなかったです。次を待つ。優勝争いを数多くしていけど、優勝する確率があがる。やはり、トーナメントは上位で戦うことができると楽しい」と前置きして、「しっかり決めて、優勝したことがない」とも。JLPGAツアー初優勝は、悪天候で最終日が中止になったことを示唆したのだろう。

 今年から、使用ボールのカラーを蛍光イエローに。「泥がついても、それほど気にならない。いいですよ」。前向きな姿勢は、こんなところにも表れている。
(中山 亜子)
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