プレッシャーは大歓迎 稲見萌寧が首位

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【<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>】

 JLPGAツアー2020-21シーズン第16戦『明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)大会第2日が3月13日、高知県香南市・土佐カントリークラブ(6,228 ヤード/パー72)で行われた。首位は66をマークし、通算10アンダーの稲見萌寧。通算7アンダーの2位、永井花奈が最終日の逆転を狙う。3位タイは比嘉真美子、森田遥。渋野日向子は76で通算2オーバー、38位タイへ後退した。
(天候:晴れ 気温:17.3℃ 風速:10.9m/s)

 稲見萌寧が、ベストスコアの66をマーク。強風下でも圧巻のプレーで首位に立った。「冷静にジャッジができたと思います。きょうは台風のような強風でしたけど…」。そんな厳しいコンディションでも7バーディー、1ボギーと素晴らしいパフォーマンスを展開した。前週の好調をキープ。いや、それ以上だ。
 何よりも、当人がこだわっているのはパーオン率。この日は17/18だった。「調子のバロメーターです」と話した。前半、強烈だったのは7番の7メートル、9番では左手前9メートルのバーディーを決めたことだろう。後半、チャンスをつくったのは58度のウェッジだ。11番=1メートル、15番=4メートル、16番=1.5メートルのバーディーを決めている。

 ただし、「80点」の評価に留まったのは、8番で1メートルのパーセーブを失敗したためか。今年はプロ入り4年目。プレー同様に、公式会見でも練習に裏打ちされた、自信が見え隠れした。「緊張はしません。プレッシャーはあった方がいい。そういう状況で力を出せる。優勝を意識しています。最終日は、私と私の勝負」と頼もしい。

 2018年の最終プロテストで合格した。本格的にJLPGAツアーへ参戦した19年の初戦が今大会。「あの時は、すごく緊張していました。スイングを変えるなど、いろいろなことに取り組んでいたから…。仕方がなかったです」と振り返る。予選落ちだった。

 当時との違いは、「ボールの力が増しています」。シーズン2勝目、通算3勝目へ向け、進化と真価を存分に披露したムービングデーだった。 (宮崎 善秀)
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