史上最年少の関東リーディングを獲得!横山武史騎手を分析!
【2020/4/26 東京11R フローラステークス(G2) 1着 3番 ウインマリリン】
横山武史騎手の年別JRA成績
表1 【横山武史騎手の年別JRA成績】
今年、21年はここまで(2/28開催終了時点)13勝をマーク。関東で1位は田辺裕信騎手の22勝なので、絶好のスタートというわけではないが、まだシーズンは長いので勝負はこれからだろう。2年連続の関東リーディング獲得に向けてペースを上げて行きたい。
横山武史騎手の2020年・月別JRA成績
表2 【横山武史騎手の2020年・月別JRA成績】
6/13〜7/19に行われた1回・2回函館開催では合計14勝を挙げ、函館リーディングを獲得(初)。7/25〜9/6に行われた1回・2回札幌開催では合計21勝をマーク。札幌リーディング争いは2位(1位は26勝でC.ルメール騎手)と惜しい結果に終わったが、函館リーディング獲得の勢いをそのまま持続。昨夏の北海道ではシリーズを通して絶好調という印象を受けた。
中山開催となった9月の秋競馬以降は夏競馬に比べて成績は下がったが、12月に再び爆発。12/6の中京開催に騎乗機会3連勝をマークするなど、合計12勝を挙げた。3か月ごとの成績をみると、1〜3月の勝率が若干低かった以外は大きな波はなかったように感じる。しかし、春・夏・秋(TARGET frontier JV区分)で分けると夏競馬の活躍が関東リーディング獲得の原動力になったことがわかる。
横山武史騎手の場所別芝成績(2020年)
表3 【横山武史騎手の場所別芝成績(2020年)】
横山武史騎手の場所別ダート成績(2020年)
表4 【横山武史騎手の場所別ダート成績(2020年)】
横山武史騎手の厩舎別成績(2020年)
表5 【横山武史騎手の厩舎別成績(2020年)】
同馬への騎乗では、今年の共同通信杯でも勝利を飾り3連勝。クラシックへ向けて楽しみなコンビが誕生した。さらに2/28の中山記念では7番人気のウインイクシードに騎乗して3着に持ってきた。この分ならば今年はG1での活躍もみることができるかもしれない。要チェックの若手騎手だ。
文:小田原智大(おだわら ともひろ)
1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ