【UFC】イズラエル・アデサニヤに初土をつけたヤン・ブラホビッチが王座防衛

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【Jeff Bottari/Zuffa LLC/UFC】

日本時間3月7日(日)、アメリカ・ネバダ州ラスベガスのUFC APEXを舞台にUFC 259が開催され、ヤン・ブラホビッチとイズラエル・アデサニヤが対戦したメインイベントのライトヘビー級タイトルマッチは5ラウンドの激闘となったものの、ジャッジは3名ともブラホビッチの勝利を指示し、ユナニマス判定でブラホビッチの王座防衛が決まった。

【メインイベント】
ライトヘビー級タイトルマッチ 5分5ラウンド
○ヤン・ブラホビッチ vs. イズラエル・アデサニヤ●
判定3-0(49-46、49-45、49-45)

ヤン・ブラホビッチ

「まずは試合を見てみる必要がある。もちろん、タフな試合だったし、接戦だったけど、イジー(アデサニヤ)は自分よりも少し多くケリを打っていた。ボクシングは俺の方が良かったと思うし、レスリングは向こうよりもはるかに良かった。試合に勝ったし、それがすべてだけど、タフな試合だった。ありがとう、イジー。君みたいな人と戦えるのは自分にとって光栄だった。ただ、“And Still(防衛)”できたことは本当にうれしい。世界で一番の1人である彼を打ち負かした最初が自分で満足している。俺は真の王者だ。今日はかなりハードな仕事だったけど、ベストを尽くした。ほぼすべて出し切ったよ。ジムで彼の対策としてやってきたことはすべて試合で出せたと思っている。満足だ。試合に勝ったし、やってきたことがうまくできた。もう少し早めにレスリングでいくべきだったし、もっとプレッシャーをかけていくべきだったとは思う。もっとボクシングスキルをぶつけていくべきだったけど、彼は素晴らしいファイターだ。簡単にはそうさせてくれない。でも、トレーニングしてきたことはほぼすべて出せた。呼吸が少しヘビーになる瞬間があった。スパーリングのセッションはすべて完璧だったから、何が起きたのか分からない。その後、呼吸がそれほど悪いわけじゃないって分かって、でも、30秒後にはもう少し集中しつつ、リラックスもできて、呼吸が普通に戻ったから、大丈夫だと思った。ヒヤリとするときはあったけど、なんとか乗り越えた。もしかしたら、彼のキックを受けた後だったかもしれないけど分からない。覚えていないんだ。でも、今回の試合ではあの一瞬だけだ。それから5ラウンドを戦えたことも良かった。これもまた自分にとっては試練だったからね。今回の試合ではいいテンポだったと思う。何かが起きるときは必ず、カウンターが良い。イズラエルを相手に5ラウンドを戦えたことに満足しているし、良い試合に勝てたこともうれしい。国を代表しているからね。母国だけじゃなく、ポーランドの心のレジェンダリーパワーをね。世界にその力を示すことができて誇りに思う。人々が言うことに耳を傾けるのはやめた。俺にしてみれば、一番重要なのは家族の声だし、コーチが言うことであって、友達の言葉だ。人生で一度も会ったことのない人たちがなんと言おうと知ったこっちゃない。今回の試合を終えて彼らがなんと言うのかは聞いてみようかな。俺にとってはそれが重要なことかもしれない。試合前は気にしないけどね。試合後は、自分がアンダードッグで、みんなが“あいつには今回の試合に勝つ力がない”と言っていたけど、俺が勝った今、なんて言うんだろうな? でも、まあ、運だったんだとか、そういうことを言うんだろうけど、そういうのは気にしない。ファイターにとっては試合に勝てれば毎回サイコーだ。チャンピオンになったときは・・・なんというか、ワオって感じだった。今は信じられないとかそういうこととは違って、でも、明日、起きたら、“OK、ベルトを守った。自分が真の王者だということを証明したんだからいいじゃないか。また人生でどでかいことが起きたな”と思うだろう。数日後には実感できるんじゃないかな」


【Jeff Bottari/Zuffa LLC/UFC】

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