オーシャンSが行われる中山芝1200mを分析する
【2019/3/2 中山11RオーシャンS 1着 モズスーパーフレア】
中山芝1200mで行われた古馬オープン・重賞の人気別成績(2018年以降)
■表1 【中山芝1200mで行われた古馬オープン・重賞の人気別成績(2018年以降)】
また、8〜10番人気が計5勝をあげており、人気薄の一発がある。1番人気と人気薄の組み合わせも多く、伏兵を狙っても面白いコースといえる。
中山芝1200mで行われた古馬オープン・重賞の枠番別成績(2018年以降)
■表2 【中山芝1200mで行われた古馬オープン・重賞の枠番別成績(2018年以降)】
中山芝1200mで行われた古馬オープン・重賞の脚質別成績(2018年以降)
■表3 【中山芝1200mで行われた古馬オープン・重賞の脚質別成績(2018年以降)】
また先行馬が最多の5勝をあげ、連対率・複勝率は逃げ馬に次いで高い。先行馬で3着以内に好走した16頭中6頭は7番人気以下の伏兵で、複勝回収率でも先行馬は100%超えと穴を開けるケースも多い。
中山芝1200mで行われた古馬オープン・重賞の種牡馬別成績(2018年以降)
■表4 【中山芝1200mで行われた古馬オープン・重賞の種牡馬別成績(2018年以降)】
ナックビーナスのように同じ馬が何度も好走する傾向があるコースで、Speightstown産駒モズスーパーフレアは【2.2.0.1】、ハーツクライ産駒ペイシャフェリシタは【1.2.0.2】、アグネスデジタル産駒ダイメイフジは【1.1.2.1】、ロードカナロア産駒ダノンスマッシュが【1.1.1.0】など、中山芝1200mを得意とする馬が存在する。過去に中山芝1200mで好走経験がある馬は必ずチェックしておきたい。
オーシャンS近5年の年齢別成績
■表5 【オーシャンS近5年の年齢別成績】
4歳馬は一昨年のモズスーパーフレアが勝利し、連対率・複勝率は5歳馬に次いで高い。勝ち馬はすべて4・5歳馬から出ている。なお、勝ち馬5頭のうち、16年エイシンブルズアイ、17年メラグラーナ、一昨年モズスーパーフレアの3頭はマル外の馬だった。
オーシャンS近5年の馬体重別成績
■表6 【オーシャンS近5年の馬体重別成績】
また、520〜539kgの馬はナックビーナスが2着3回、タワーオブロンドンが3着1回で、複勝率100%と崩れていない。開幕週だった先週の芝レースはかなり高速決着となっており、今週もその傾向が続くだろう。オーシャンSは、過去に中山芝1200mで好走経験があり、馬体重500kg以上で前に行ける馬を積極的に狙っていきたい。
文:ケンタロウ(けんたろう)
1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。
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