G1馬3頭登録! 阪急杯を制する馬は?
【2013/2/24 阪神11R 阪急杯(G3) 1着 3番 ロードカナロア(1番人気)】
阪急杯に出走したJRA・G1優勝実績馬の成績
■表1 【阪急杯に出走したJRA・G1優勝実績馬の成績】
人気別成績
■表2 【人気別成績】
年齢別成績
■表3 【年齢別成績】
枠番、馬番別成績
■表4 【枠番、馬番別成績】
前走クラス・レース別成績
■表5 【前走クラス・レース別成績】
前走阪神Cからの好走馬
■表6 【前走阪神Cからの好走馬】
前走シルクロードSからの好走馬
■表7 【前走シルクロードSからの好走馬】
2012年のマジンプロスパーは芝1400m3戦2勝(うち阪神1戦1勝)、翌13年の同馬はディフェンディングチャンピオンとしての出走だった。そして2017年のヒルノデイバローは、2走前まで芝では7戦連続6着以下だったが、前走・シルクロードSで初めて4着と好走。いずれも「変わり身」「上積み」が期待されての上位人気だ。2018年のダイアナヘイローだけはやや色合いが異なるが、前年夏の4連勝後、G1初出走のスプリンターズは15着、そして前走のシルクロードSは休養明けで16着。過去2回の休養明け2戦目は3→2着、2→1着と着順を上げていた。シルクロードS組なら、距離・コースや臨戦過程などから前走以上の走りを期待できるような馬を狙いたい。
その他のレースからの好走馬(過去5年)
■表8 【その他のレースからの好走馬(過去5年)】
【結論】
インディチャンプは阪神でマイルCS2着、芝1400mでは前走の阪神C3着と悪くはないが、その阪神Cで連対まで届かなかったこと、そして6歳馬という点でダノンファンタジーにはやや見劣る。レシステンシアは前走のマイルCSが4番人気(8着)で今回は上位人気必至と、表8の「その他の組」で凡走した人気馬8頭と重ってしまうことや、マイルCS以来の馬は好走しても3着止まりに終わっているのが気になる材料だ。
G1馬以外では、3勝クラスを2番人気で勝ち上がってきたメイショウチタン(表8)。人気薄が予想される4歳馬(表3)という点では減点が必要だが、ここ4年は中〜下位人気馬が勝利をさらっている(表2)。今年はダノンファンタジー以外にすんなりとデータをクリアする馬が不在だけに、少々のマイナス材料には目をつむって狙う手もありそうだ。全4勝を芝1400mで挙げ、うち3勝は阪神というコース巧者でもあり、ロードカナロア(2013年1着)との父子制覇が見られても不思議はない。
文:浅田知広(あさだ ともひろ)
1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。
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