【ポイント5】2月21日(日)日本選手権競歩をもっと楽しむ5つのポイント

日本陸上競技連盟
チーム・協会

【JAAF】

■知っておくと面白い競歩の見方

今、通ったばっかりだよ 〜選手のスピードを実感できる1km周回コース〜
昨年同様1周1kmのコースで実施される。札幌開催の東京2020オリンピックの競歩のコースも1周1km。20kmのレースなので20周。1周といっても、500m行って帰ってくる往復コース。選手の歩型が乱れないように、折返しは半径4mを確保して、ゆるやかな折返しになるようにコースが作られている。
今回は応援の自粛を要請しているが、場所によっては約2分に1回、トップ選手が目の前を通る。新型コロナウイルスが終息し、現地で応援できる日がきますように!


わざとじゃないよ 〜競歩の反則ジャッジ〜
反則には、ロス・オブ・コンタクトとベント・ニーの2種類がある。
競歩では競技者のいずれかの足は地面についた状態でなければならず、ロス・オブ・コンタクトは、両足が同時に地面から離れた状態があるという反則。
ベント・ニーは、競技者が脚を前に振り出し、「踵が接地した瞬間から競技者のからだの真下の位置になるまで」の間,膝が伸びていない状態があるという反則。
今大会の男女の20kmWは8人の競歩審判員と主任1名が選手の歩型をジャッジする。8人の競歩審判員のうち 3 人以上がレッドカードを書いたとき、選手はペナルティゾーンで2分間待機することになる。待機後、レースに復帰できるが、4人以上からレッドカードが書かれたら失格になる。同じ審判員から同じ選手には1枚しかレッドカードを出すことはできない。つまり、8人のうち4人以上の審判員からレッドカードが書かれたら選手は失格となる。
選手は意図的にこの反則をしているわけではなく、疲労してフォームが乱れたり、無理にスピードを上げたりしたときにフォームが乱れ、反則をしてしまっているということが多い。


スペシャルドリンク 〜選手へ渡すチームスタッフはバタバタで手はベトベト〜
選手はスペシャルドリンクを1周回毎(2kmに1回)に取ることができる。選手が投げ捨てたドリンクボトルは事前に申請したチームスタッフが拾い、次の周回に備える。チームに複数の選手がいた場合、渡して、拾って、準備してということを選手の数だけひたすら繰り返す。選手は糖分の入ったドリンクを用意することが多く、それを扱うチームスタッフの手はベトベト。



・日本選手権20km競歩大会情報
https://www.jaaf.or.jp/competition/detail/1506/

・ライブ配信情報
https://www.jaaf.or.jp/news/article/14647/

・難しすぎる陸上クイズ -競歩編-これであなたも競歩マスターの仲間入り!
https://www.jaaf.or.jp/news/article/14642/
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