JRAで1年最初のG1となるフェブラリーSを読み解く
【2021/1/31 東京11R 根岸ステークス(G3) 1着 3番 レッドルゼル】
人気別成績
■表1 【人気別成績】
枠番別成績
■表2 【枠番別成績】
所属・年齢別成績
■表3 【所属・年齢別成績】
東京ダート1600m実績
■表4 【東京ダート1600m実績】
前走レース別実績
■表5 【前走レース別実績】
前走根岸S出走馬のデータ
■表6 【前走根岸S出走馬のデータ】
前走東海S出走馬のデータ
■表7 【前走東海S出走馬のデータ】
前走チャンピオンズC出走馬のデータ
■表8 【前走チャンピオンズC出走馬のデータ】
【結論】
根岸S組は今年も7頭がエントリーする最大勢力。表6の項で見た通り、根岸S1〜3着と上がり1〜4位を満たしておきたいところで、合致するのは1着で上がり2位のレッドルゼル、2着で上がり1位のワンダーリーデルの2頭。ただ、レッドルゼルは距離経験が1400mまでで、東京ダート1600mも当然ながら初出走となり、その克服がカギ。8歳馬のワンダーリーデルも全幅の信頼までは寄せづらいかもしれない。
東海S組は、そこで1〜3着かつ上がり1〜2位が好走条件となるが、残念ながら今年の該当馬はなし。1着オーヴェルニュは上がり順が5位で、上がり1位のデュードヴァンは3着にクビ差届かず4着どまりだった。とはいえ、デュードヴァンは東京ダート1600mで【3.1.0.1】と出走メンバーでも上位のコース実績を持っており、注意は払っておきたい。
今年のチャンピオンズS組は、そこで連対した馬の登録はないが、表8の項で確認した通り、巻き返しも可能なレース。特に東京ダート1600mで実績を残している馬は無視できず、東京ダート1600mでユニコーンS勝ちを含む2戦2勝のカフェファラオ、武蔵野S2勝を含む5勝を挙げているサンライズノヴァの名前を挙げておきたい。
そのほか、19年のユニコーンS勝ち馬ワイドファラオは、名門・角居勝彦厩舎が送り出す最後のG1出走馬という点でも注目。もう1頭、2年前の勝ち馬であるインティも、逃げ馬の宿命とも言えるムラな傾向は見られるものの、やはりコース実績から無視すべきではないだろう。
文:出川塁(でがわ るい)
1977年熊本県生まれ。上智大学文学部卒業後、出版社2社で競馬専門誌、競馬書籍の編集に携わり、2007年からフリーライターに。「競馬最強の法則」「サラブレ」「優駿」などへ寄稿するほか、出版社勤務時代を含めて制作に関わった競馬書籍は多数。馬券は単勝派だが、焼肉はタン塩派というわけではない。メインの競馬のほか、サッカーでも密かに活動中。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ