【両チーム記者会見/フットサル 浦安 vs 大阪】4-3の接戦になりながらも加藤竜馬がハットトリックでチームを勝利に導く!

SAL
チーム・協会

【高橋学】

2月14日(日)、Fリーグ2020-2021 ディビジョン1のバルドラール浦安 vs シュライカー大阪が駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で行われ、浦安が4-3で勝利。試合後、記者会見が行われ両チームの監督とキャプテンが出席しました。

攻守共にゴール前の10mでところで仕事をしきれなかった

永井義文監督(シュライカー大阪)

──試合を振り返って。


主導権をこれだけ握った中で勝ち切れなかったことは少し残念な結果になってしまったと思います。主導権を握りながら勝ち切れなかったのは、ゴール前での局面、残り10mのアタッキングゾーンでの攻撃の回数を増やす。守備においてはゴール前で相手にやらせないとか、攻守共にゴール前の10mでところで仕事をしきれなかったことが試合を決め切れなかった要因と見ています。

──パワープレー中のタイムアウトではどんな指示をしましたか?

自分たちが2列目のツリーを作る中で、飛ばしのパスに対して高い位置を取ってきているピヴォに引き上がらせられているアラ、フィクソによって全体のラインが浦安は高くなっていたので手前を使いながら1ライン目を崩すことをメインにやっていましたがそれを相手が警戒しているということは奥が空く。奥が空いているということは、相手が広くなる。広くなるということは間が空いてくる。そのあたりでのパワープレーの修正でした。そして残り1分の中でのハイリスク・ハイリターンな自分たちが単発的な、必殺技的な一回のアクションでシュートまで持ち込んでの点の取り方、残り30秒の中での1点の取り方。その2つをタイムアウトの1分間の中で修正を加えました。

──次節対戦する残留の懸かったボアルース長野が相手です。必死に臨んでくることが想定されますがどういったプランで試合に入ろうと考えていますか?

我々はどこのチームと戦うか。そこに対してスカウティングや自分たちのモデルの中での狙いどころは変わってきますけど、どこが対戦相手でも自分たちの気持ちや試合に対する準備の姿勢が変わることはありません。長野の多彩なセットプレーの戦術、スローからのピヴォの攻撃、キックインからのピヴォの攻撃、フィジカルがある選手たちのスカウティングをし、守備をしっかり安定させながら相手のマンツーマンだったり飛んでくるディフェンスに対してのオフェンスを一週間の中で準備をしてしっかり勝ちにいく。

ただ、自分たちは今回の試合で負けてはいますけども試合に対する熱は変わらない。相手は残留争い中ですから相手も熱を持って戦ってくると思いますがその熱で負けるつもりはないですし、それはどこと対戦しても同じです。来週もまた駒沢での試合になるので、今回の負けてしまったイメージを少しでも払拭できたらと思っています。

田村友貴(シュライカー大阪)

──試合を振り返って。


立ち上がりからチャンスは作れていましたが先制されてしまい、少し慌てた部分がありましたが試合の中で修正できたことはよかったと思います。そこから逆転して、気持ち的に余裕ができてしまって、そこで自分たちの甘さが出たことが残りの失点に繋がったと思います。

最初から最後までプレスの強度を落とすことなく、勇敢に戦ってくれた

最初から最後までプレスの強度を落とすことなく、勇敢に戦ってくれた

小宮山友祐監督(バルドラール浦安)

──試合を振り返って。


昨日、大敗してその次の日ということで、「まずは試合の入りから自分たちのやれることをやろう」と話しました。まず自分たちが今シーズン、何で勝ってきたか。ハードなディフェンス、前からのプレッシング、奪ってカウンターというところにまた勝機を見出そうと。2連戦目ということで選手たちもすごく疲れていたと思いますが、最初から最後までプレスの強度を落とすことなく、勇敢に戦ってくれたことにすごく感謝しています。

これができれば簡単に負けることはないと思います。ただ、年間を通してこのプレスの強度を保つことができなかったことが今シーズンの反省ではありますが、まだ1試合残っているので、次の試合もプレスの強度と奪ってからのカウンターはより磨きをかけていきたいと思っています。今日は最初から最後まで戦ってくれた選手たちを褒めたいと思いますし、よくやってくれたと思っています。

──昨日のバサジィ大分戦後、「自分たちがやってきたことは間違っていないと信じてますし、明日勝って結果で表したい」と話していた中で実際に勝利を収めました。この結果の意味はどんなものを持っていますか?

先ほど、ロッカールームで選手たちにも話しましたが今日、我々がやってきたプレスはシーズンが開幕したときからできていたことです。日本代表候補とのトレーニングマッチでもできていたことができなくなってしまっていたので、まずはそれを取り戻そうという話をしました。そのために自分たちがやらなければいけないことはボールに圧力かけてカバーリングをすること。ディフェンスで走らなければいけないので、選手たちには負担のかかる戦術を採用していますし、選手のローテーションも少ない人数で回しているので他のチームに比べたら長いかもしれません。

私はうちの選手たち全員に日本代表選手を目指してほしいと思っていますし、そのためにやるべきことはワンプレーもそうですが1試合に対する思い、自分たちの戦術を100%表現することだと思います。それが、自分たちが積み重ねてきたことを表現すること。今日、それができたからOKではなく、できてやっと今までの我々に戻れたというだけ。ここからもう一度、自分たちが成長するためにラスト1試合と全日本フットサル選手権へ向けて積み重ねていきたいと思っています。

加藤竜馬(バルドラール浦安)

──試合を振り返って。


昨日の負けから入りがなかなか難しかなと思っていましたが選手全員がアップの時点からしっかりと切り替えてやれていた結果だと思います。試合に関しても、ディフェンスで前で引っ掛けるシーンもありましたし、相手にとって嫌なことができていたかなと。これを毎試合、毎試合続けていかないと勝てないと思うので、昨日負けたことは間違いないのでそれを繰り返さないように次の試合へ向けてしっかり準備していきたいと思います。

──出場時間長くハードでしたがコンディションはいかがでしたか?

疲れましたけど、そんなこと言ってられません。足がつるくらいまでやるつもりでいましたし、何よりこのチームを勝たせるために僕はいると思っているので、それはしっかり実行できたのでよかったと思います。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

SAL

フットサルを見る・蹴る・着るという3つの視点から多角的に発信していくメディアです。見る人には、試合情報や技術・戦術などの競技の魅力、選手のキャラクターや物語を。蹴る人には、ボールを扱う喜びや仲間と蹴る爽快感を。着る人には、注目アイテムや、着こなしのアドバイスを。それぞれのニーズに合ったフットサル情報をお届けします。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント