【結果・コメント】埼玉上尾メディックスvsNECレッドロケッツ

埼玉上尾メディックス
チーム・協会

【埼玉上尾メディックス】

3位のNECに3-1で勝利するも、埼玉上尾は5位~8位順位決定戦へ

試合結果 【埼玉上尾メディックス】

 勝ってデンソーエアリービーズが久光スプリングスに敗れば、四強入りで優勝の可能性を残す埼玉上尾メディックスとNECレッドロケッツとの大事な一戦。
第1セット、埼玉上尾は絶対に勝ちたい気持ちがチーム全体に現れたプレー、NECはファイナルステージに向けた勝つためのプレーがお互いに出て一進一退の攻防が続く。8点、16点のテクニカルタイムアウトはいずれも埼玉上尾が先手を取るが、すぐにNECが追いつく。そのまま20点過ぎまでサイドアウトの応酬で後半戦へ。埼玉上尾は大室、岩澤を投入しバックの守備を厚くする勝ちパターンに持ち込んだが、デュースに入るとNECが古賀のスパイクで一歩抜け出し、最後は古賀のサービスエースで第1セットを先取する。
 第2セットに入っても一進一退の攻防は続き、そこから埼玉上尾はリベロ山岸の堅守を攻撃につなげると10-6とリードする。そのまま埼玉上尾のペースになるかと思われたが、NECも島村を投入すると流れが変わり、その島村の活躍で13-13と追いつく。しかし、気持ちが崩れない埼玉上尾はセッター山崎が青柳、サンティアゴにボールを集めセンターを軸にすると埼玉上尾に流れが傾き、山崎のブロックで22-17とするとそのまま25-22で逃げ切る。
 第3セットは埼玉上尾の青柳が躍動。幅のある移動攻撃をラリー中でも要所に見せると、序盤から8-2と埼玉上尾のペース。NECもセッターを塚田に代えると一時サーブレシーブのミスから9-6と詰め寄られたが、埼玉上尾は攻める姿勢は変わらず、サーブで攻めて切り返すバレーがしっかりとできてNECの反撃を抑え、25-22で連取する。
 第4セット、島村を効果的に使うNECに対し、スタートで苦戦する埼玉上尾。しかし、青柳、サンティアゴのクイックが決まり始めると埼玉上尾も攻撃を強め、中盤には相手のネリマンのミスも出て逆転。そのまま押し切り、25-21で埼玉上尾が勝利した。
 埼玉上尾メディックスは12勝8敗とレギュラーラウンドの勝率を上げたが、その後、デンソーエアリービーズが久光スプリングスにフルセットの末、勝利し12勝7敗とし、勝率で争われる順位で4位となり、埼玉上尾メディックスはレギュラーラウンドは5位となり、最終順位決定戦は5位〜8位に回ることになった。


埼玉上尾メディックス 3(24-26、25-22、25-22、25-21)1 NECレッドロケッツ

スターティング
#5 山崎(S)、#8 吉野(OH)、#3 サンティアゴ(MB)、#15 ジョセフ(OH)、#9 内瀬戸 (OH)、#11 青柳(MB)、#7 山岸(L)

得点リーダー
#9 内瀬戸真実 アタック15点(30.6%)、サーブ2点、ブロック1点 18得点
#11 青柳京古 アタック16点(55.5%)、ブロック1点 17得点
#15 ジョセフ・シャイナ アタック16点(41.0%)、サーブ1点 17得点
#8 吉野優理 アタック13点(37.0%)、ブロック2点 15得点
#3 サンティアゴ・アライジャダフニ アタック12点(48.0%)、ブロック1点 13得点


V・ファイナルステージ大会概要はこちら
https://www.vleague.jp/final2020

選手コメント

#7 山岸あかね選手
 いつも沢山のご声援ありがとうございます!レギュラーラウンド最終戦、いい形で勝つことができ本当によかったです!ファイナルステージに行くためには何がなんでも勝たないといけない状況の中チームで攻める姿勢を忘れず戦えました!苦しい展開もありましたがチームで声を掛け合い我慢することができ勝利できたと思います!リーグ戦はあと2戦しかないので全力で戦います!!

#9 内瀬戸真実選手
 たくさんの応援ありがとうございました。今日は何があっても勝たなければいけない試合だったのでこのような結果になって良かったです。この結果が自信に繋がったと思うので、来週のファイナルでしっかり結果を出せるように頑張りたいと思います。個人的にも勝負どころで決め切れるように修正して頑張ります。引き続き応援よろしくお願いします。

#11 青柳京古選手
 勝たなければいけない状況で勝てたことはチームの成長だと感じます。ディフェンス面は作戦通りではありましたが、サーブの質やブロックディフェンスではレベルの低いミスもでてしまいました。途中出場の島村選手に70%近く決められたのは改善すべき点だと思いますが、最後は相手のミスを誘うところまで粘り強くプレーできたことで勝つことができました。
 本日15:30からのDENSOvs久光の勝敗で順位が決まりますが、信じて大田区体育館のチケットをとってくださったファンの皆様のためにも勝つことができて本当に良かったと思います。応援ありがとうございました。

チーム最多の18得点の活躍 内瀬戸真実選手 【埼玉上尾メディックス】

広い守備範囲と粘り強いレシーブでチームを支えた山岸あかねキャプテン 【埼玉上尾メディックス】

高さとスピードのある攻撃で17得点の活躍を見せた青柳京古選手(写真中央) 【埼玉上尾メディックス】

的を絞らせないトスワークでチームをコントロールした山崎のの花選手 【埼玉上尾メディックス】

守備で苦しむも最後まで粘り強く戦ったジョセフ・シャイナ選手 【埼玉上尾メディックス】

高い決定率とブロックで存在感を見せたサンティアゴ・アライジャダフニ選手 【埼玉上尾メディックス】

安定感のあるプレーで終始活躍、ウイニングショットを決めた吉野優理選手 【埼玉上尾メディックス】

12勝目を挙げ、5位~8位決定戦へ臨む埼玉上尾メディックスの選手たち 【埼玉上尾メディックス】

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著者プロフィール

VリーグDivision1に所属する上尾中央医科グループを母体とした女子バレーボールチームです。 埼玉県上尾市をホームタウンとして、本年度は埼玉県立武道館、深谷ビックタートルでホームゲームを開催。 埼玉県上尾市の顔として、地域の皆様と愛し愛されるチームを目指して活動しています。

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