キャンプに関する意見交換をさせていただきました。第24回新型コロナウイルス対策連絡会議会見レポート

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【©J.LEAGUE】

一般社団法人日本野球機構(NPB)と公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が連携する「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第24回会議が、25日に開かれた。

今回の会議では、緊急事態宣言が発出されている中で行われるキャンプについて、多くの議論がかわされた。Jリーグの村井 満チェアマンは「プロ野球はキャンプを控えており、Jリーグではすでに始まっているところもありますので、キャンプに関する意見交換をさせていただきました。数多くのチームが1か所に集中しますので、万全の態勢をして臨むことを改めて申し合わせました」と話した。

専門家グループの賀来 満夫氏は、「厳しい状況の中で、しっかりと対応していかなければいけない。十分な注意を払い、しっかりと検査を行ってやっていくことを確認しました」とコメント。同グループの舘田 一博氏も「特に沖縄では、まだ感染者数の増加傾向が見られています。厳しい状態が続いているなかで、どのようにキャンプをやっていくのか。選手やスタッフだけではなく。関連して動く人たちも含めて検査も徹底し、現地に迷惑が掛からないようにやっていくことを確認しました」と、話した。

集団生活となるキャンプでは、感染が広がりやすい環境となることが懸念される。賀来氏は「新型コロナウイルス感染症は、6割近くが無症状から伝播している。基本的な感染対策はもちろん、常にかかっている可能性を考えながら対応しなければいけない」と話し、ガイドラインの遵守に加え、1週間に1回の検査を行っていくとした。

また専門家グループの三鴨 廣繁氏は、「地元の医療体制をひっ迫しないことが重要になる」と強調。「各チームで(検査体制などを)準備していただくことに加え、日頃の体調チェックをしっかりと行い、ひとつでも悪くなるようなことになれば、即座に医師に相談できるような態勢を整えることを強く申し上げた」と、感染予防の徹底を改めて求めた。

すでにJリーグでは、各自治体の要請によって無観客での開催や、ファンサービスを行わないことなどを示している。村井チェアマンは「すべてのキャンプ地に我々はスクリーニング検査を行ったうえで向かい、検査も週1回のペースで行って、大変申し訳ないですが、個別のファンサービスは禁止しています。またキャンプ地での外食、不要不急の外出は控えるようにご協力いただきながら徹底していきます。メディアも対面インタビューはなしとし、どうしても必要な場合はPCR検査を受けていただく。個々で、そうした啓発を続けていきます」と改めて、今回のキャンプでの対応を説明している。

また、今回の会議では、選手のワクチン接種についても言及があったという。賀来氏は「ワクチンが受けられるのは、シーズンが始まって以降になる。受ける際には試合の間隔と調整が必要。試合の何日前に打てばいいかが、これからの議論になってくると思います」と説明。三鴨氏は「試合の前日に摂取するのは避けていただくのが望ましいが、このワクチンはスポーツ界でも必須のアイテムになる可能性は高い」と、見解を示している。

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