2021年最初の重賞! 中山金杯を占う
【2020/4/25 福島12R エールステークス 1着 3番 ヴァンケドミンゴ】
中山金杯 近5年の3着以内馬一覧
■表1 【中山金杯 近5年の3着以内馬一覧】
3着以内馬の年齢はその年によって大きく異なり、牝馬の好走はなし。また人気順では、勝ち馬は上位3番人気以内の馬から出ているものの、近3年は続けて3着に9番人気以下の伏兵が激走している。一昨年・昨年は3連単10万円以上の配当が出ており、波乱傾向が続いている。
中山金杯 近5年の枠番別成績
■表2 【中山金杯 近5年の枠番別成績】
一方、外の7枠は3着以内馬なしで、8枠も2着1回のみと不振傾向にある。
中山金杯 近5年の斤量別成績
■表3 【中山金杯 近5年の斤量別成績】
対して、斤量が軽い54kg以下の馬からは連対馬が出ていない。
中山金杯 近5年の前走からの間隔別成績
■表4 【中山金杯 近5年の前走からの間隔別成績】
また、中4〜8週の馬が4勝を挙げ、連対率18.2%・複勝率24.2%は中1週の馬に次ぐ数字だ。この組の3着以内馬8頭中6頭は前走3着以内に入っていた。なお、中9週以上の馬からは連対馬が出ていない。
中山金杯 近5年の前走からの斤量増減別成績
■表5 【中山金杯 近5年の前走からの斤量増減別成績】
斤量減の馬は複勝率11.1%、増減なしの馬は同9.1%で、斤量増の馬に大きく離されている。
今年の中山金杯の出走予定馬(1/3現在)
■表6 【今年の中山金杯の出走予定馬(1/3現在)】
<結論>
これまでのデータからヴァンケドミンゴ、テリトーリアルの2頭を推奨しておきたい。ヴァンケドミンゴは前走の福島記念で2着。バイオスパークにクビ差届かなかったが、直線で内を通ったバイオスパークに対して、ヴァンケドミンゴは外を回しての2着で勝ちに等しい内容だった。今回は1キロ増の56kgで、バイオスパークから1kg軽く、逆転は十分に見込める。バイオスパークは2kg増で斤量増は買い材料だが、57kgは成績がいまひとつだ。
テリトーリアルは昨年の中山金杯で3着。前走の中日新聞杯は9着に敗れたが、2走前の福島記念では3着と好走している。前走と同斤量ではあるが、7歳と前走9着が嫌われるようなら面白い。穴としては昨年2着のウインイクシード。前走から中1週、ディセンバーSで5着も表4の好走データに合致しており、スムーズに先行できれば面白い一頭だ。
文:ケンタロウ(けんたろう)
1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。
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