ここ2年はクラシックに直結! ホープフルSを分析する
【2019/12/28 中山11R ホープフルステークス(G1) 1着 2番 コントレイル(1番人気)】
人気・単勝オッズ別成績
■表1 【人気・単勝オッズ別成績】
枠番別成績
■表2 【枠番別成績】
前走レース別成績(3着以内馬を出したレースのみ)
■表3 【前走レース別成績(3着以内馬を出したレースのみ)】
前走着順(着差)・人気別成績
■表4 【前走着順(着差)・人気別成績】
前走人気別では、1番人気に推されていた馬が【5.5.3.14】で連対馬12頭中10頭を占め、連対率37.0%、複勝率48.1%。前走2番人気以下の【1.1.3.54】連対率3.4%、複勝率8.5%とは大差がついている。なお、前走1番人気で1着だった馬は計【4.5.3.10】複勝率54.5%となる。
前走コース・距離別成績
■表5 【前走コース・距離別成績】
以上、ホープフルS過去6年の傾向をまとめてみた。まず表1にあったように、当日の1〜3番人気馬、単勝7倍未満の支持を受けた馬への注目は欠かせない。その他の要素で好走馬が多いのは、3着以内馬18頭中17頭を占める前走1着馬、同13頭(連対馬12頭中10頭)の前走1番人気馬、そして同16頭の前走芝1800〜2000m出走馬だ。
今年の登録馬で前走芝1800m〜2000m戦を1番人気で勝ってきた馬は、ダノンザキッド、ヨーホーレイク、ランドオブリバティの3頭。このうち、2着馬を離して勝ってきたのは芙蓉Sで0.6秒差をつけたランドオブリバティだが(表4)、それから中11週(優勝馬6頭はすべて中8週以下)と間隔が開いているのは気になるところ。ダノンザキッドには特に加点や減点材料はなく、前走が2着と同タイムだったヨーホーレイク(表4)は前記2頭には一歩譲る印象だ。その他では、前走で芝2000mの新馬戦を勝ってきたアオイショー(表3、5)を穴候補として挙げたい。
文:浅田知広(あさだ ともひろ)
1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。
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