【サッカー】U-23日本男子代表合宿:ゲーム形式の本格的なトレーニング実施 森保監督「自分を出して」

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【川端暁彦】

22日、千葉県内で強化合宿を行っている男子サッカー五輪代表候補(U-23日本代表候補)は、午前と午後の二部にわたって本格的なチームトレーニングを開始した。

森保一監督は、集まった選手たちに向けて「自分をどんどん出してほしい。出し切れなかったなと後悔が残る合宿にするんじゃなくて、終わったときにやり切ったと言える合宿にして欲しい」とのメッセージを送り、初招集の選手たちに向けても「自分を出せ」と強調してトレーニングへ送り出した。

五輪代表チームとしてのトレーニングは約11カ月ぶりとなる中で、選手たちは士気高くメニューを消化。午前は初招集の選手が多数いることもあって、プレーの中に笑いも漏れるようなアイスブレイク要素の入ったトレーニングだったが、真剣な表情での攻防も見られた。

続いて22日午後に行われた練習では、本格的なトレーニングがスタート。ポゼッションゲームで軽く汗を流したあと、3人1組になってのパスワークからフィニッシュに繋げるトレーニングを行った。さらには、ピッチを狭く区切った中で11対11のゲーム形式でのトレーニングも実施。お互いに4-2-3-1のフォーメーションを組み、狭いピッチでの接触プレーも見られる展開となった。

鹿島アントラーズFW上田綺世の「チームでの立ち位置とか序列とか関係ない。チームのために効果的な仕事ができるかどうか」とのコメントや、初招集となったサンフレッチェ広島のFW浅野雄也が「自分のプレーを出したい」と意気込んだように、代表歴の豊富な選手と初めて呼ばれた選手が入り交じるチーム割りの中、各人の個性や特長が見られるトレーニングとなった。

新型コロナウイルスが猛威を振るう中、ようやく実施できた合宿。午前練習を見ていた森保一監督は「本当によかった」と思わずつぶやいた。この貴重な強化合宿は26日まで行われる。
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