クルゼフスキとロナウドのゴールでリード
　立ち上がりから試合を支配したのはユーヴェ。しかし最初の決定機を作り出したのはパルマだった。15分、左サイドからのクロスに走り込んだクツカに至近距離からのシュートを許したが、ブッフォンがしっかりとセーブした。

　そして23分、ユーヴェが均衡を破る。左サイドでボールを持ったアレックス・サンドロがタイミングを見計らってグラウンダーのクロスを送り、ペナルティエリア内で待ち構えたクルゼフスキが左足で狙いすましたシュート。ボールはゴール左下へ吸い込まれ、ユーヴェがリードを奪った。
　
　そのわずか3分後にも左サイドのモラタがゴール前へ絶妙のクロスを送ると、フリーになっていたロナウドが自慢のジャンプ力を生かしてヘッド。ゴールキーパーが見送るしかなかったシュートはゴールネットに吸い込まれた。

　ハーフタイム直前にはマッケニーがコーナーキックに頭で合わせ、ゴールの目の前でボヌッチがコースを変えようとして惜しくも枠を外すシーンもあったが、2点リードのまま前半を終えた。

ロナウド&モラタが追加点
　ユーヴェの勢いは後半に入っても衰えず、48分にベンタンクールのボール奪取を起点にパスをつなぎ、左サイドからペナルティエリアに侵入したロナウドが左足でフィニッシュ。ファーサイドのサイドネットに突き刺さるシュートで3点目を挙げた。

　ホームのパルマも反撃を試みるが、ブッフォンがファインセーブで立ちはだかる。そしてその後もデ・リフト、ロナウド、ベンタンクールらが次々とパルマゴールに襲い掛かり、ユーヴェは攻撃の手を緩めずに試合をコントロールした。

　85分には左サイドのベルナルデスキのクロスをモラタがヘディングで決めて4点目のゴール。終始パルマを圧倒したユーヴェは4-0の快勝で勝ち点を27に伸ばした。

パルマ：セペ；イアコポーニ、アルヴェス、オソリオ、ガリョーロ；クツカ、エルナニ、クルティッチ；ゾーム、コルネリウス、ジェルヴィーニョ

ユヴェントス：ブッフォン；ダニーロ、ボヌッチ (クアドラード 76’)、デ・リフト、アレックス・サンドロ；クルゼフスキ、マッケニー (ポルタノーヴァ 76’)、ベンタンクール、ラムジー (ベルナルデスキ 68’)；モラタ、クリスティアーノ・ロナウド (キエーザ 82’)

控え：シュチェスニー、ピンソーリョ、クアドラード、フラボッタ、ドラグシン、ポルタノーヴァ、ベルナルデスキ、ラビオ、キエーザ、ダ・グラカ