<国内男子ゴルフ>特別QTが開幕。首位に矢野東と亀代順哉

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
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【太ももが自慢ですby亀代©JGTO】

■国内男子ゴルフ/ コロナ禍での特別QT「2020ファイナルクォリファイングトーナメント Supported By SMBC モビット」 / 12月8日ー11日 / 茨城県 ザ・ロイヤルゴルフクラブ(7598y・パー72)/ 8日(初日)

JGTO発足の1999年からスタートしたジャパンゴルフツアーに出るための予選会(QT)はコロナ禍の今年、異例の形で開催。
「2020ファイナルクォリファイングトーナメント Supported By SMBC モビット」は4日間の戦いをスタートした。

8日の初日は、12月とは思えないポカポカ陽気も、会場が全長7568ヤードのザ・ロイヤルゴルフクラブ(茨城県)では、背筋も寒くなる。
モンスターの異名をとる舞台に「難しすぎる」と弱音を吐く選手が続出する中で、首位で飛び出したのは矢野東(やのあずま)と亀代順哉(かめしろじゅんや)。
若手とベテランの2人が「67」。5アンダーで肩を並べた。

25歳の亀代は、ツアー屈指の飛距離も生かしてボギーなしで回った。
「今日はショットもパットもよかった。ロングパットの距離感も合っていましたし、ミスも難しい場所に外さなかったのがよかった」。
大阪学院時代には日本アマを制するなど活躍を期待されたが、2016年のプロ転向後は、出場資格に恵まれない状況が続いている。
10月にプロ転向したばかりの金谷拓実ら、昨今の若手のコロナ禍の飛躍を「モチベーション」に、希少なチャンスをモノにしたい。

そして、43歳の矢野もまたボギーなしの初日。
「今日はティショットも飛んで曲がらなかったですし、アイアンもほぼ狙ったところに打てて、ほとんどグリーンに乗っていたんじゃないか」。

2000年のプロ転向から、ツアー3勝のキャリアを積み、08年には10試合連続のトップ10入りの快挙、片山晋呉と賞金レースの末に、自己最高の2位を記録したが、17年に右ひじの手術に踏み切ってからは、表舞台を踏めていない。

現在、自身が監修に携わるゴルフスクールで、自らもレッスンを受けることで、復活への大ヒントを得ているようで「かなり良い方向に向いていると思う」との手応えを、初日からさっそくスコアで示した。

コロナ禍による20ー21年シーズン統合により、活躍の場を失った選手たちの救済措置として行われるこの「特別QT」。
例年なら8月からファーストQT→セカンドQT→サードQTを経て、12月のこのファイナルQTに突入。本来は予選4日、決勝2日の計6日間で争うが、今年は10月〜11月にかけて5会場で行われたファーストQTの通過者78人で、21年のツアー出場権を得られる上位10位タイの枠を4日間で争う。

43歳の矢野も奮起。特別QTスタートです 【©JGTO】

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