前年日本一ながらリーグ2位の巨人はリーグ制覇なるか?「eBASEBALL プロリーグ」チーム紹介セ・リーグ編

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【ⓒNPB/ ⓒKonami Digital Entertainment】

 本日シーズン開幕を迎える「eBASEBALL プロリーグ」。セ・リーグは12月5日(土)の16時、東京ヤクルト対横浜DeNAのカードから開幕する。

 昨季は東京ヤクルトが優勝したが、「コカ・コーラ eクライマックスシリーズ(以下eクライマックスシリーズ)」を突破したのは2位の読売。「SMBC e日本シリーズ」では、勢いのままパ・リーグ1位の千葉ロッテを2連勝で下し、見事読売が日本一に輝いた。今季はどのような展開を見せるか、プロプレイヤーたちの熱戦に期待が高まる。

強打者を巧みに操り連覇を目指す ー東京ヤクルトスワローズー

渡部隼人選手(左端)大川泰広選手(中央左)高良匡史選手(中央右)矢吹圭介選手(右端) 【ⓒNPB/ ⓒKonami Digital Entertainment】

 昨季は2位と0.5ゲーム差で「eペナントレース」セ・リーグチャンピオンに輝き、2018年最下位からの下克上を果たした東京ヤクルト。2018年は埼玉西武、2019年は東京ヤクルトを優勝に導いた「eBASEBALL界の優勝請負人」大川泰広選手、昨季『打点王』の高良匡史選手に加え、新たにプロプレイヤーとなった渡部隼人選手、矢吹圭介選手の布陣で、昨季叶わなかった日本一を目指す。

 青木宣親選手、山田哲人選手、村上宗隆選手ら球界を代表する強打者たちを中心に、長短打を打ち分ける攻撃でシーズンを勝ち抜けるか。チームのカラーは、「明るく楽しく、助け合い支え合う(大川選手)、アットホームな職場(高良選手)」と明るい雰囲気で、勝負を楽しむことも忘れない。「確実なバント(渡部選手)、外野前に打球を落とすしぶとい打撃(矢吹選手)」をアピールポイントとする新戦力の活躍にも注目だ。

昨季と変わらぬ布陣で2年連続の日本一へ ー読売ジャイアンツー

坂東秀憲選手(左端)舘野弘樹選手(中央左)吉田友樹選手(中央右)高川健選手(右端) 【ⓒNPB/ ⓒKonami Digital Entertainment】

 シーズンは惜しくも2位に終わったが、「eクライマックスシリーズ」を勝ち抜き、日本一に輝いた昨季から、キャプテン・舘野弘樹選手、吉田友樹選手と契約を継続。「eドラフト会議 supported by リポビタンD(以下eドラフト会議)」で坂東秀憲選手、高川健選手を再指名し、昨季と同じ布陣で2年連続の日本一を狙う。

「打って勝つ」と舘野選手が語るように、坂本勇人選手、岡本和真選手、丸佳浩選手ら強打者がそろう。投手陣も菅野智之投手、戸郷翔征投手を中心に、中川皓太投手、高梨雄平投手とリリーフ陣も強力だ。投打で存分に力を発揮させ、相手を圧倒する野球を見せられるか。

 また、高川選手は対戦したい選手に「オリックス代表選手の高川悠選手」を指名した。昨季は叶わなかった兄弟対決が実現するかにも注目だ。

「投手力」を武器に守り勝つ ー中日ドラゴンズー

岡久将吾選手(左端)菅原翔太選手(中央左)新井宇輝選手(中央右)嶋崎幹選手(右端) 【ⓒNPB/ ⓒKonami Digital Entertainment】

 昨季は第4節で3連勝を飾ると、第5節を1勝2分で終え、「eクライマックスシリーズ」出場権を勝ち取った中日。今季は継続契約の菅原翔太選手、新井宇輝選手に加え、「eドラフト会議」で岡久将吾選手を再指名。さらに2018年に中日でプレーしていた嶋崎幹選手を迎えて悲願の優勝を目指す。

 キャプテンの菅原選手が挙げたチームのカラーは「投手力を武器に得点を守り抜く」。『沢村賞』に輝いた大野雄大投手をはじめ、R.マルティネス投手、祖父江大輔投手といったリーグ屈指のピッチャーを駆使して、「守り勝つ野球」を実現することはできるか。

「個性が強い集団」でリーグ王座奪還へ ー横浜DeNAベイスターズー

辻晴選手(左端)河合祐哉選手(中央左)大茂英寿選手(中央右)山本遼太郎選手(右端) 【ⓒNPB/ ⓒKonami Digital Entertainment】

 昨季は2位で迎えた第5節で2敗1分を喫し、3位と0.5ゲーム差の4位と苦杯を嘗めたセ・リーグ初代王者。2018年からチームの中心として活躍を続ける河合祐哉選手、大茂英寿選手と今季も契約を継続、「eドラフト会議」では、2018年に中日でプレーしていた山本遼太郎選手、プロテストオンライン予選4位のルーキー・辻晴選手を迎えて王座奪還を目指す。

 キャプテンの河合選手はチームについて、「個性が強い集団ながら団結力がある」と語る。プレイスタイルを見ると、奇襲攻撃(河合選手)、正確な投球(大茂選手)、守りでリズムを作る(山本選手)、ホームラン中心の打撃(辻選手)とそれぞれの色が。梶谷隆幸選手、佐野恵太選手に加え、オースティン選手、ソト選手ら強力な外国人選手もそろう打線に、プレイヤーの個性を掛け合わせてシーズンを戦い抜く。

結果にこだわり優勝へ ー広島東洋カープー

野上隼紀選手(左端)倉前俊英選手(中央左)伊勢家雄次選手(中央右)山本慧選手(右端) 【ⓒNPB/ ⓒKonami Digital Entertainment】

 2018年2位から優勝を目指した昨季は、7勝12敗2分で5位と悔しい結果に終わった。今季はプロ3年目を迎えた倉前俊英選手、2年目の伊勢家雄次選手に加え、「eドラフト会議」でプロテストオンライン予選2位の野上隼紀選手、同27位の山本慧選手を迎えて逆襲を狙う。

 キャプテンの伊勢家選手がチームのカラーに掲げたのは「結果にこだわる」。鈴木誠也選手、西川龍馬選手を中心とした「攻撃的野球」で得点を重ね、セ・リーグの猛者たちを圧倒できるか。また、セ・リーグの新人王最有力と称されるルーキー・森下暢仁投手の起用法にも注目だ。

最下位からの下克上へ ー阪神タイガースー

脇直希選手(左端)森翔真選手(中央左)岸川虎太朗選手(中央右)徳田直也選手(右端) 【ⓒNPB/ ⓒKonami Digital Entertainment】

 昨季は2位と1ゲーム差で迎えた第5節で3連敗を喫し、シーズン最下位と悔しい結果に終わった。今季は岸川虎太朗選手、森翔真選手と契約を継続。「eドラフト会議」では昨季中日でプレーした脇直希選手を5球団競合の末に獲得、同じく昨季広島東洋でプレーした徳田直也選手を迎えた布陣で最下位からの下克上を狙う。

 野手のキーマンに多く挙げられたのは大山悠輔選手。「主軸の一発と投手力で勝つ」と岸川選手が語るように、打線では今季大ブレイクを果たした大山選手を中心に、近本光司選手、サンズ選手、投手陣には岩崎優投手、スアレス投手ら好投手がそろっている。投打で選手たちを最大限に生かし、セ・リーグの台風の目となれるか。

文・東海林諒平
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