<国内男子ゴルフ>初出場者の躍動

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
チーム・協会

【めざせ連勝©JGTOimages】

■国内男子ゴルフ/ 2020最終戦・ゴルフ日本シリーズJTカップ / 12月3日ー6日 / 東京都稲城市・東京よみうりカントリークラブ(7023y・パー70)/ 3日(大会初日)

今年最後の大舞台で、初出場の選手が生き生きしている。
27歳の杉山知靖(すぎやまともやす)や、25歳の阿久津未来也(あくつみきや)が好位置で、回っている。

ミッキ―の夢舞台 【©JGTOimages】

阿久津の気合が入りまくっている。
初日の17番。
「手前のエッジでいい」と打った197ヤードの第2打。6Iのショットは「アドレナリンが出て、ピンに絡んだという感じでした」。
70センチのイーグルを奪い、4アンダーでいよいよこの日の最終ホールに突入。
急こう配の18番パー3。ティショットは「ピンサイドのラフに行ってしまった」。ボギーを覚悟した最後の大ピンチも、2.5メートルのパーパットをしのいで、3位を守った。

例年選ばれし強豪が集う舞台。
コロナ措置で、今年の出場資格が変更され、昨季のAbemaTVツアー賞金ランク9位の阿久津にも、機会が巡ってきた。

テレビでしか見たことなかった憧れの難コース。
「無観客ですけど、雰囲気は特別なものを感じる」。

カップに背中を向けて打つような、「想像のはるか上をいく」急傾斜の高速グリーンに驚愕しながら、「面白い。なかなかここまで傾斜しているのは、日本では数少ないと思う。初めて体感して、こういうの経験するのも自分の糧になる。そういうのを含めてトライしていきたい」と、嬉々として向き合い好発進に成功している。

初日は、史上唯一の3連覇の記録を持つ藤田寛之とのプレー。
「パンパンパンと、3アンダーまでいかれて。僕が言うのもなんですけど、ドライバーが序盤は荒れておられて。それでなんで3アンダーまでいくんだろう、と」。
ベテランのパット巧者に舌を巻く。
「上りだろうと、下りだろうと大きく曲がるラインだろうと、決して緩んでない。僕も選手ですけど、ギャラリーのように感銘を受けてしまった」。
凄みを目に焼き付け、2日目に挑む。

そのほか、初出場組では、元世界アマ王者の金谷拓実も3アンダーの好スタートを切っている。
大会前に「寒気がするようなグリーン」と表した。屈指の18番では、3番ユーティリティで、ピンそば50センチにつけるスーパーショットでみごと氷のグリーンを攻略して魅せた。
「テレビで見てきた試合。そこでプレーしている感動をかみ締めながらプレーしています」。
17番から連続バーディで、初日から好位置に居座り、プロ初Vを飾った「ダンロップフェニックス」に次ぐ初のルーキー連勝をにらんでいる。

初舞台を楽しむ 【©JGTOimages】

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