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正座して足がシビレたとき 幸田文

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 「正座して足がシビレたとき」という文章がある。
1964年(昭和39年)の週刊誌に寄せられた読者投稿への幸田文(あや)の返答だ。
幸田露伴の次女は露伴の没後、父を追憶する文章を続けて発表し注目された。純文学者でありながら、散文に味がある作家だ。
1904年(明治37年)東京に生を受け、1990年(平成2年)に亡くなっている。

投稿者は「成人の日に着物で恋人宅を訪ねることになったが、話しべたな上に正座に自信がない。よい方法はないでしょうか」と手紙で質問した。
幸田文はつとめて和風な人。洋服姿の写真はほぼ残っていない。着物がよく似合う女性を頼んでの問いであった。

「足がシビレてしまわないうちに、何度でも立つ機会をおつくりなさいよ。お床や壁の絵へ話を移して拝見に立つとか…」と回答している。
「心の動きがないと、からだを動かすことはできない…」とも言っている。
さらに、「カエルみたいな格好だと思ったら彼のお母さまに『私、カエルみたいです』と正直にいえばいいわ…」と助言する。スッテンコロリンしてもいいというのである。

露伴に厳しく育てられた幸田文だが、文章は若者へのエールに満ちている。例えば以下のように…。

「若い娘はのんびりしているだけが能じゃなくてよ、はらはらするのは進歩や会得への段階よ。残酷なようにきこえるかもしれないけど、母さんは、あなたがはらはらしているのを見て、安心もするし、励ましもするわ」。

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若さは宝である。
それは、濁りが入ろうとも清らかな水で洗い流す湧水のような力だ。
年齢を重ねても若々しい人には、そんな変わらぬ清らかさがあるはずである。

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きょう5日目を迎えるSGチャレンジカップ(蒲郡)を走っている村田修次(47歳)はその代表だろう。
今年4月のプレミアムG1マスターズチャンピオン(津)で優勝を飾った際も、真摯にファンや関係者への感謝を口にしていた。若いときと何ら変わっていない。信頼に足る人物である。
その村田修次は、予選をクリアし9R2号艇で準優勝戦に臨む。

「シビレる」ようなレースを見たい。

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