終盤戦の焦点はACL出場争い。2位のG大阪はホームに鳥栖を迎え撃つ。3位の名古屋は3連勝をかけて大分と激突【プレビュー:明治安田J1 第30節】

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明治安田生命J1リーグは前節、G大阪を下した川崎Fが2年ぶり3度目のリーグ王者に輝いた。残り5節となった今後の注目ポイントは、3位以内に与えられるACL出場争いとなる。多くのチームがまだその可能性を残しているだけに、最後まで目が離せない戦いは続く。

2位のG大阪は、ホームで鳥栖と対戦。前節は川崎Fに力の差を見せつけられて敗れており、巻き返しの一戦となる。優勝チーム相手に翻弄された守備の再整備がテーマとなるだろう。一方の鳥栖は前節、仙台に競り負け、8試合ぶりの黒星を喫した。ハイプレスを軸とした守備には安定感があるだけに、前節無得点に終わった攻撃陣が意地を見せられるか。

3位の名古屋はホームに大分を迎える。現在2連勝中で、水曜日には試合がなかったため、良い状態でこの試合に挑めるだろう。2試合連続ゴール中のマテウスの出来が、今節も勝敗を左右するファクターとなるはずだ。大分は前節C大阪に敗れ、連勝が2でストップした。C大阪と同様に堅牢さを備える名古屋の守備組織をいかに崩していくのか。サイドアタッカーの重要性がより高まる試合となるだろう。

4位のC大阪はホームで横浜FCと対戦。前節は大分に競り勝ち、5試合ぶりの勝利を手にした。やや安定感を欠いていた守備が久しぶりに無失点に抑えたのは好材料。好調を維持する清武 弘嗣に今節も期待がかかる。対する横浜FCは前節、清水に完敗を喫した。立ち上がりの2失点で試合を苦しくしただけに、まずは慎重に試合を進めていきたい。

5位の鹿島は前節、柏に完敗を喫し、苦しい状況に追い込まれている。今季ワーストとなる4失点を喫した守備の修正が急務となる。対戦相手の浦和は水曜日に試合がなかったため、1週間ぶりの一戦となる。直近の試合ではG大阪に逆転負け。ACL出場が厳しくなったなか、上位チーム相手に来季につながる戦いを見せられるか。

広島は7試合負けなしながら、前節は湘南に勝ち切れなかった。複数得点を奪えていない攻撃に迫力を生み出せるか。対する札幌は直近の試合で清水に5-1と快勝。ジェイとアンデルソン ロペスが好調を維持するなか、札幌デビューを果たしたウーゴ ヴィエイラの初ゴールも期待される。

清水はホームで湘南と対戦。前々節は札幌に大敗も、前節は横浜FCを一蹴した。監督交代後明らかに状態を上げており、4試合で10得点と攻撃力も高まっている。この勢いを保ち、一つでも上の順位を狙う。対する湘南はここ2試合勝ちがない。前節はリードを守り切れずに広島と引き分けた。連戦の中、強度の高いプレーをどこまで保てるか。選手の起用法を含めた指揮官の手腕がカギを握りそうだ。

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