【ガンバ大阪】首位相手に見せるガンバの意地。今季積み上げてきたスタイルで真っ向勝負へ

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仙台戦の敗戦を引きずることなく、浦和戦ではガンバが今季を象徴する戦いぶりで見事に逆転勝利を手にして見せた。
先手を取られる苦しい展開ながらも大崩れしないのが今のガンバ。エースの宇佐美が逆転への狼煙となる同点ゴールを叩き込むと、新世代の台頭を象徴する一人、高尾がプロ初ゴールで勝利をもたらした。
引き分け以下で川崎の優勝が決まる状況だった浦和戦で、ガンバが見せたのは常勝の記憶を持つチームの執念だった。

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そんなガンバが敵地で、再び川崎の優勝を阻止しに行く。目の前の戦いだけに集中するスタンスに変わりはないが、今節は引き分けでも目の前で川崎の優勝を見せつけられるという立ち位置だ。
背水の陣で挑むこの一戦に向けて指揮官と選手が誓うのは勝ち点3の奪取のみ。宮本監督は言う。「目の前の試合に集中してその試合にいかに勝つかに注力することは川崎戦でも変わらない。ただ、首位のチームの優勝を簡単に許すわけにはいかない」
常勝のガンバを知る倉田も「目の前で優勝を決められたくないし、それだけは絶対にさせたくない」と気合十分だ。
川崎との勝ち点差は14と大きいが、現在2位のガンバが今季積み上げてきたスタイルの確かさは、直近の14試合で11勝2分け1敗という数字に現れている。
0-1で敗れたホームの対戦でも前半は川崎に互角以上の戦いを見せたが、今見せているガンバの強みとともに川崎相手に真っ向勝負を挑むのみだ。

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川崎の優勝阻止だけでなく、天皇杯出場に向けても勝ち点3が必要なガンバだが、大一番の鍵を握るのは守備力となる。
献身的な守備でチームを支える宇佐美は「無失点で粘り強く戦えれば1、2点を取る力はある。無失点で粘るのが自分たちの勝ちパターン」とリーグ4位の失点数を誇る堅守に自信を口にする。
リーグ最多の得点数を記録する川崎ではあるが、失点数もリーグ最少。切り替えの速さで粘り強く戦いながら、後半に交代カードでギアを上げてくるのが川崎の強みである。大黒柱の家長は負傷で欠場が濃厚な上、最終ラインを支える谷口も前節の退場で出場停止。ガンバの攻撃陣にもチャンスは必ずあるはずだが、ロースコアのまま粘り強く後半勝負に持ち込みたい。
「奪って速く攻めるという今やれているサッカーを出すことが出来れば勝機はある」(宇佐美)。チーム全体の高い守備意識と「ヒーローが代わりがわりに出てくるのが今のガンバ」(倉田)という総力戦で川崎に挑むのみである。
「戦術以上に目の前で優勝させるかという強い気持ちを全員が持つことが大事」と力強く言い切った宇佐美。
川崎に見せつけるのはガンバの意地と強さだ。
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著者プロフィール

ガンバ大阪は、北摂・北河内地域をホームタウンとして活動しています。 「ガンバ」は、イタリア語で「脚」を意味する言葉で、日本語の「頑張る」にも通じています。 「チーム一丸となって勝利を目指して頑張るチーム」「どんな状況でもガンバって勝利を勝ち取るチーム」「大阪をホームタウンとし、大阪を中心とした関西ファンの声援を受けてガンバるチーム」「日本一、世界一のクラブ組織に向けてガンバるサッカークラブ」という気持ちが込められています。

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