【ガンバ大阪】前節の屈辱はピッチで晴らすのみ。ガンバが埼スタでリスタートへ

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クラブ史上タイとなる不敗記録がかかった前節の仙台戦は宇佐美やヨングォンを欠いたこともあり、今季ワーストとなる4失点を喫し、ガンバが13試合ぶりに負けの味を噛み締めた。
最下位の仙台相手に喫した痛恨の黒星だが、依然2位をキープするガンバ。対戦相手が様々なモチベーションで挑んでくるシーズン終盤のJリーグに簡単な試合はないことを、改めて指揮官も選手も痛感したはずだ。
ただ、DFリーダーの昌子は敗戦を引きずることなく、言い切った。
「12戦負けなしだったものが仙台戦でゼロになったわけではない。しっかりともう一度ベースとなる部分を思い出してやろうと皆で話をした」

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今節、ガンバが引き分け以下ならば川崎の優勝が決定するが、目の前の試合だけに全ての力を注ぐガンバのスタンスは変わらない。1試合消化は少ないものの、3位に浮上してきた名古屋との勝ち点差はわずかに3。前節の敗戦の悔しさを払拭する上でも、浦和相手にアウェイで勝利だけを目指しに行く。
宮本監督も言う。「一つの試合は負けたけどもう一度自分たちを見つめ直して残り試合を戦おうと伝えた」
中3日の浦和だが、18日に行われた第31節はアウェイで神戸に0-1で勝利。直近の横浜F・マリノス戦で2-6と大敗したショックを払拭し、リスタートを飾っている。現在8位ではあるが、ここ8試合を見れば4勝3分け1敗で調子は明らかに上向きだ。
ホームの対戦ではビルドアップのミスを突かれて、1-3で敗れているガンバ。興梠と武藤の2トップも警戒が必要だが、浦和戦で鍵を握るのは両サイドの攻防だ。
「彼らのドリブルの力、前に運べる力は速い攻撃にもつながっている。そこはしっかりと対応しないといけない」(宮本監督)。右サイドのマルティノスと左サイドの汰木はドリブル突破でサイドを活性化させる個の力を持っている。神戸戦で決勝ゴールを奪っているマルティノスは決定力も持っているだけに、倉田と小野瀬が両サイドSBと連携しながら、浦和のストロングポイントを封じ込みたい。

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そしてホームで敗れた借りを埼玉スタジアムで返す上で、不可欠なのが攻撃陣の踏ん張りだ。仙台戦ではノーゴールに終わった攻撃陣だが、浦和の持ち味も、チーム全体の高い守備意識。鍵を握るのは、抜群の戦術眼と決定的なパスを繰り出す山本のタクトさばきになる。
「ポジションは意識的に高く取っている」と仙台戦を振り返った山本だが、本来は攻撃的なスタイルだけに宇佐美らFW陣や倉田、小野瀬のランを生かすパスを供給したい。
「より相手ゴールを目指すプレーであったり、シュート数も増やしていきたい」(宮本監督)。宮本体制では過去2シーズン、敵地でいずれも3点を奪って勝利。今回も埼玉スタジアムで勝ち名乗りを受けるのはガンバだ。
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著者プロフィール

ガンバ大阪は、北摂・北河内地域をホームタウンとして活動しています。 「ガンバ」は、イタリア語で「脚」を意味する言葉で、日本語の「頑張る」にも通じています。 「チーム一丸となって勝利を目指して頑張るチーム」「どんな状況でもガンバって勝利を勝ち取るチーム」「大阪をホームタウンとし、大阪を中心とした関西ファンの声援を受けてガンバるチーム」「日本一、世界一のクラブ組織に向けてガンバるサッカークラブ」という気持ちが込められています。

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