渋野日向子、驚異の粘り 池ポチャ2回も68

チーム・協会

【<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>】

第39回大王製紙エリエールレディスオープン エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)第3日

 まさかの68。渋野日向子は、「疲れました」と大きなため息をついた。4バーディー、1ボギーの内容ながら、「池ポチャが2回。1Wが曲がって、アイアンショットがダフる。パッティングに助けられた、まさかのアンダーです」と振り返る。

 とりわけ、驚異の粘りを披露したのは17番のパーセーブだろう。第2打を池に入れ、第4打へ向かう際、「ワンチャンスでパーセーブ」と誓った。4メートルにつけ、ナイスパーセーブのシーンは、ドラマチック。「イーグル並みのうれしさ。私もビックリです」と笑顔をのぞかせたものの、「きっと予選を通過して、気持ちが楽になったせいでしょう。しかし、ミスの内容がしょうもなさすぎて、思わず笑ってしまうほどでした」と反省を忘れない。

 また、14番では、「人生初」というグリーン上でパターではなく、58度でパーセーブも経験した。「途中、エッジとラフが絡む。とてもではないけど、パターでストロークする状況ではありません。せっかく、きれいに整備してくださったのに、心が痛かったです。イメージを出しまくって何とかカップインさせました」。この日は随所に1打にかける執念が見え隠れしている。

 とはいえ、心の内を『哀』の1文字で言い表す。最終日へ向け、「ショットを修正し、バーディーをより多くとれるように」と巻き返しに燃える。爆発的なスコアが出る手応えが、出てきた。あすは、「喜」へ一変することを祈りつつ…。(中山 亜子)
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