静岡・牧之原の人工サーフィン施設、まもなく全貌現る。日本独自のテクノロジーとは?

チーム・協会

【Surf Stadium Japan】

11月16日、静岡県牧之原市静波にて人工サーフィン施設を建設中のサーフスタジアムジャパン株式会社が、公式サイトを大幅リニューアルした。

新たな公式サイトには、現在の工事状況がわかる最新のドローン写真や、施設情報や利用料金などの最新情報が掲載。更に、同施設ではテキサスのBSRサーフリゾートと同じAmerican Wave Machine社の造波装置を導入しているが、日本独自のテクノロジーも紹介している。

新情報1)工事の進捗状況

10月15日時点の空撮写真が掲載され、その時点ですでに足場も外れ造成工事はあと一息といったところのようだ。

【Photo: Surf Stadium Japan】

新情報2)波

波の高さは膝下からオーバーヘッドまで出力可能だが、営業運転では160cmまで。通常30秒に1回の間隔で、3セットの連続波を造波予定で、1本の波で10秒前後のライディングが可能とのこと。

新情報3)施設情報・利用料金の詳細

今年2月の発表時点で施設情報・利用料金の構想が明かされていたが、その一部がアップデートされた。

■料金
一般的なサーフセッション利用の場合、全入場者が支払うエントランス料金+サーフセッション料金となり、1回6000円〜使用できる模様。支払いはクレジットカード決済のみとなる。

・エントランス料金 (全利用者)
 大人1,000〜1,500円 子供500〜1,000円

・サーフセッション料金
  5,000〜8,000円/1時間(1セッション)※シーズン、時間帯によって変更の可能性有り

そのほかに、貸切やイベントでの利用も可能で、プライベートでのご利用から競技会・イベント開催なども幅広く対応する予定。

■施設
クラブハウスやビーチエリアには、ラウンジや飲食施設も併設され、より長時間過ごせる施設となりそうだ。

新情報4)日本独自のテクノロジー

テキサスのBSRリゾートと同じ、AMERICAN WAVE MACHINE社の「Perfect Swell240型」を使用しているが、日本独自のテクノロジーが取り入れられている。

ろ過方式は、従来から砂敷、珪藻土式、カートリッジ式の3タイプがあり、当施設では大型施設で最も水質変動に強い最新型の砂式を採用。モダンなブルーカラーの丸形巨大タンクがその目印だ。

【Photo: Surf Stadium Japan】

徹底したバックウオッシュ対策として、波打ち際に配水用の側溝を二重に設置。乱れた流れの影響を受けなくなるため、波の形状や生成時間への影響がかなり軽減されそうだ。

【Photo: Surf Stadium Japan】

開業時期は未だ明かされていないが工事は着々と進んでいる模様。公式サイトには、詳細こそないものの「RECRUIT(採用)」や「RESERVATION(予約)」のメニューもあり、開業に向けて着実に準備が進んでいる様子が伺える。いよいよ開業が現実味を帯びてきたサーフスタジアムジャパンの続報を楽しみにしたい。

■Surf Stadium Japan公式サイト
https://www.surfstadium-japan.co.jp/
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