【新日本プロレス】“強さ”と“強さ”を競い合いたい!SHO選手に直撃!!

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【新日本プロレスリング株式会社/タイコウクニヨシ】

いよいよ開幕を目前に控える『BEST OF THE SUPER Jr.27』! 今年は、1ブロック総当たりリーグながら激戦は必至! 

そんな中、昨年とは大きく立ち位置を変えて出場する“優勝候補”の一人、SHO選手に公式戦前半の選手について直撃インタビュー! まずは前編!

撮影/タイコウクニヨシ

※以下、インタビューの「序盤部分」をSportsnaviで無料公開!

ここまでの総当たりになるんだったら、「この中にYOHさんがいてくれたらな……」というのはありました

【新日本プロレスリング株式会社/タイコウクニヨシ】

――さて、SHO選手、いよいよ『BEST OF THE SUPER Jr.』の開催が近づいてきました。

SHO いよいよですね!(ニッコリ)。

――例年と違い、今回は1ブロックの10人総当り形式で、エントリーされた選手もほぼ日本人選手ということになりましたが、まずここについてどう思われますか?

SHO パッと見た感じでは、「全員が優勝候補」ですよね。だから、今のこの状況の中でのベストなメンバーを選んだんじゃないかなと思います。ただ、ここまでの総当たりになるんだったら、「この中にYOHさんがいてくれたらな……」というのはありました。

──ああ、なるほど。たしかにYOH選手とのROPPONGI 3K対決をする、千載一遇のチャンスでしたよね。
 
SHO でも、こればっかりは仕方がないので、自分がYOHさんのぶんまでがんばるしかないですね。

──でも、逆に1ブロックの総当りだからこそ、高橋ヒロム選手ともひさびさに闘うチャンスも生まれたわけですし。

SHO そうなんですよね。高橋ヒロムもそうですけど、ロビー(・イーグルス)とやるのも初めてですし、田口(隆祐)さんやマスター・ワトとも普段はタッグを組んだりしているので、そういう人たちとシングルでできるのは素直にうれしいです。なので、今年だからこそできる組み合わせだったのかなと思います。

──逆に、凱旋帰国以降はシングルが一度も実現していないYOH選手というワンピースが欠けているところに運命的なものを感じますね。「やるのは今じゃない」というか。

SHO ええ。YOHさんとだけは「今年じゃなかったんだ」ってことで、それもまた運命なのかもしれないですね……。

BUSHI選手は、IWGPジュニアチャンピオンにもなってますし、KUSHIDAさんとのタイトルマッチも見てますけど、やっぱり実力は相当ある人だなと

【新日本プロレスリング株式会社】

──では、順番に対戦相手についてお聞きしていきますけど、まず11.15名古屋大会での開幕戦はBUSHI選手との公式戦です。

SHO BUSHI選手とは3Kになってからは、シングルで戦ったことがないんですよ。今回のエントリーされたジュニアの選手の中では、キャリア的には上のほうになるんじゃないですか?

──たしかに上から数えたほうが早いですね。BUSHI選手は去年の11.3大阪大会でやったウィル・オスプレイ選手とのIWGPジュニア戦で凄い試合をしたり、ここ一番のシングルが恐い存在ですよね。

SHO ちょっと前になりますけど、バッドラック・ファレを丸め込んだりもしてますから。一瞬の気の緩みがあると、一発で持っていかれそうなところがあるので、すべてに集中して試合に臨みたいですね。

──苦手意識はありますか?

SHO やってみないとわからないので、それを味わいたいです。というのもタッグでは何度もやっているんですけど、パートナーに鷹木信悟とか高橋ヒロムがいたりすると、そっちにばかり気を取られていたんで。

──タッグでは常に“司令塔”的な役割をしていますけど、シングルでは違うところがあるというか。

SHO 自分が海外遠征をしている時にIWGPジュニアチャンピオンにもなってますし、KUSHIDAさんとのタイトルマッチも見てますけど、やっぱり実力は相当ある人だなと思います。

いつもの彼は、どんな悪いことをしようかとか考えているかもしれないですけど、この後楽園ではDOUKIと“強さ”“うまさ”“実力”を競い合いたい

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──第2戦目は11.18後楽園ホール大会でDOUKI選手との対戦です。DOUKI選手は去年の『SUPER Jr.』に緊急参戦してから新日本のリングに定着しましたけど、この間もNEVER6人タッグ王座に挑戦してますし、この1年で新日本マットにフィットした感じがありますよね。

SHO もう感覚を掴みましたよね。メキシコでのスタイルとリズムをうまく新日本に持ってきて、いまは自分のプロレスをしていると思います。いや、あの人は相当実力がありますよ。

──SHO選手も行かれてますけど、長年メキシコにいたDOUKI選手は、過去メキシコ遠征に来た新日本の選手への「恨みを晴らす」という言い方をしていますよね。

SHO 自分なんかより、さらに大変な生活をしていたはずですからね。自分たちのメキシコ遠征は会社に行かされた部分もあるし、たった7カ月で他に移動しましたから、彼にしてみれば「何しに来たの?」っていう思いはあるでしょうね。

――なるほど。

SHO 彼は18歳からメキシコに渡って、長いことルチャをやっていたわけですから。でも、そういう私情も全部リング上でぶつけてきてくれて構いません。自分は全部受け止めます。……というのも、今回の『SUPER Jr.』では本当に“強さ”と“強さ”を競い合いたいんですよ。

――強さと強さですか。

SHO ハイ。いつもの彼は、どんな悪いことをしようかとか考えているかもしれないですけど、この後楽園ではDOUKIと“強さ”“うまさ”“実力”を競い合いたいですね。

YOHさんもロッキーさんもいない中、「これがCHAOSジュニアだ!」という世界中に誇れる試合を、ロビーとしたいです。

【新日本プロレスリング株式会社】

──続いて、第3戦目は11.20後楽園ホール大会、同門のロビー・イーグルス戦ですね。

SHO ハイ。彼も以前に自分の名前を出してくれていたんで、ずっとロビーとはやりたかったんですよ。CHAOSに入ってからも一緒に遊んだりもしたし、コロナによる自粛期間中は会えなかったんですけど、オンラインで『鉄拳』対決もやりましたから。

──オンラインで(笑)。ただ、CHAOSのジュニアに関しては、ロビー選手のパートナーだったオスプレイ選手がヘビーに転向後に裏切ってますし。YOH選手も欠場している中、今回エントリーされたCHAOSジュニアは、SHO選手とロビー選手の二人で。

SHO これが現時点の“CHAOSジュニア”ですからね。ロッキー(・ロメロ)さんもいないですし、「これがCHAOSジュニアだ!」という世界中に誇れる試合を、ロビーとしたいです……
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著者プロフィール

1972年3月6日に創業者のアントニオ猪木が旗揚げ。「キング・オブ・スポーツ」を旗頭にストロングスタイルを掲げ、1980年代-1990年代と一大ブームを巻き起こして、数多くの名選手を輩出した。2010年代以降は、棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカらの台頭で再び隆盛を迎えて、現在は日本だけでなく海外からも多くのファンの支持を集めている。

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