【新日本プロレス】『G1』連覇・飯伏幸太インタビュー!公式戦を振り返る!
【新日本プロレスリング株式会社/タイコウクニヨシ】
撮影/タイコウクニヨシ
※以下、インタビューの「序盤部分」をSportsnaviで無料公開!
鷹木さんからは12年間、逃げてました。「この人は危ない」と思って逃げていて…。
【新日本プロレスリング株式会社/タイコウクニヨシ】
飯伏 ハイ。
――ただ、6戦目の鷹木信悟戦で敗戦して連勝がストップしてます。鷹木選手とは同い年の初対決ということで注目されましたけど、やはり思い入れがある試合でしたか?
飯伏 以前、鷹木さんたちと昭和57年会という集まりをやってましたけど、これまで本当に試合では絡むことがなかったんです。でも、「なかなか当たることがない」と思っていたのが、このタイミングでシングル初対決が実現したと。しかも、新日本プロレスという最高の舞台で戦えるということだったんで、やっぱり「絶対に負けたくない」という気持ちはありましたね。
――鷹木選手は、「飯伏を12年間追いかけていた。団体は違っても、常に仮想の相手として頭に入れていた」っておっしゃってましたね。
飯伏 鷹木さんとは、じつは2007年に一度ドラゴンゲートの大会で組んでるんですよ。その時からなんですけど……。逃げてましたね、鷹木信悟から。
――あ、鷹木選手から逃げてた?
飯伏 ハイ。12年間、逃げてました。「この人は危ない」と思って逃げていて……。じつは6年ぐらい前にも試合のオファーがあったんですけど、それも逃げて。実現したのが新日本プロレスだったということです。
――危ないと思って逃げ続けてましたか(笑)。じゃあ、一度組んでからはなるべく関わらないようにしていたと。
飯伏 ボクは逃げてました。でも、鷹木さんは本当に執念深いですからね。いざ対戦となったら、本当にその執念にやられたんでしょうね。
――その執念深さは感じました?
【新日本プロレスリング株式会社】
――去年の『G1』での内藤選手vs鷹木選手との試合でも感じましたけど、やっぱり同い年の内藤選手や飯伏選手へのジェラシーというか、負けたくない気持ちは人一倍強いんでしょうね。
飯伏 その気持ちの部分に関しては、完全に負けてたでしょうね。
(鈴木戦は)ボクは7年前に抹殺されたから、今回は「抹殺してやろう!」と思っていたので、その通り実行しただけ
【新日本プロレスリング株式会社】
飯伏 鈴木さんは大先輩ですけど、おたがい格闘技をやってましたからね。ボクはキックボクシングをやっていたし、そういう雰囲気の戦いになったんじゃないかなと。これはこれで他の公式戦とは、べつの色の試合になったと思います。
――7年前にも『G1』で対戦されているんですけど、「7年前は抹殺された」とおっしゃってましたよね。前回の試合との違いはありましたか?
飯伏 ボクは7年前に抹殺されたから、今回は「抹殺してやろう!」と思っていたので、その通り実行しただけですね。
――抹殺する気マンマンでいきましたか。
飯伏 ええ。自分の得意分野である打撃で戦おうと。前回の試合は鈴木さんの土俵に乗ったというか、乗せられた感じですよね。でも、今回はコッチ側に引っ張り込めた感じがしました。
(タイチ戦は)「ここまで来たら最後まで蹴りだけでやってやろう」という感じでしたからね。ただ、ボクは最後にちょっとズルしましたよね。ヒザを使ったので
【新日本プロレスリング株式会社】
飯伏 フフフ。そうですね。左足がやばかったです。
――この試合の前、いろいろとリング上で事件が起きていたじゃないですか? あれはご覧になってました?
飯伏 あ、(ウィル・)オスプレイの裏切りですか? ウォーミングアップしながらですけど、ギリギリ見てました。
――オーカーン選手も入ってきたりして、会場が凄くザワザワしていたので、非常にやりにくい状況だったと思うんですけど。
飯伏 だからこそ“ああいう試合”になったんじゃないかなと。わからないですけど、おたがいそんな気持ちだったのかもしれないですね。ただ、新日本では蹴る選手って少ないじゃないですか? もうあの日は蹴りだけで行こうと思っていましたね。
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