【ガンバ大阪】柏相手に目指す「3度目の正直」。2度敗れた借りをホームで返すのみ
【©GAMBA OSAKA】
5連戦目の最後ということもあり大分に苦戦を強いられながらも、東口を中心とする守備陣が奮闘し、セットプレーからパトリックの決勝ゴールで手堅く勝ち切った。
「ああいう難しい試合をチームとして勝てるようになったのは大きい。最近は多少不利な試合でも勝てるようになったのはチームの強み」と福田が話したが直近の8試合は7勝1分け。そんなガンバの強さを支えるのはチーム全体で体現する堅い守りにある。
8試合中、無失点で勝ち切ったのは4試合で、複数失点はゼロ。わずか4失点しか許していない守備陣がチームにリズムをもたらしているのは間違いない。
選手起用に冴えを見せている宮本監督も言う。「堅い守りがあると色々と、試合中のアクションも起こしやすい」。
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ただ、柏とは今季ルヴァンカップとアウェイのリーグ戦で2戦2敗。いずれも完封負けを喫している。
「2回連続で負けているので今度は勝ちに持っていけるようにしたい」と宮本監督もリベンジを誓う。
「3度目の正直」を目指すガンバだが、柏戦でまず問われるのは守備の安定の継続である。
現在、暫定で8位の柏だが得点数はリーグ3位タイ。そしてルヴァンカップでも決勝進出を決めており、やはり勝負強さを持っている相手である。
ここまで22得点でJ1リーグ得点ランクのトップを独走するオルンガには2試合連続で決勝ゴールを許しているだけに、ガンバが封じるべき選手であるのは間違いないが、アウェイで2得点を許した江坂も戦術的なキーマンだ。
「江坂選手だけでなく他にも強力な外国人選手がいる。チーム全体でどう守るか確認した」と話すのは小野瀬。柏の前線の個を局地戦で封じることは不可欠だ。
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8試合全てでFW陣4人のいずれかがゴールを決めているが、柏戦でもその勝負強さを見せつけたい。
「粘り強い守備と、得点を奪い切ることで相手を上回る試合運びをしたい」(宮本監督)。
ゴール前の攻防の精度が、そのまま勝敗に直結する痺れる試合になるはずだ。
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