国立競技場はオープンスペースですので、空気の淀みは少ないと考えられます。第18回新型コロナウイルス対策連絡会議会見レポート

Jリーグ
チーム・協会

【©J.LEAGUE】

一般社団法人日本野球機構(NPB)と公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が連携する「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第18回会議が、19日に開かれた。

今回の会議にも、前回と同様、マスギャザリング、疫学統計の専門家がオブザーバーとして参加。Jリーグの村井 満チェアマンは「様々な角度から新たな共有がされ、大変貴重な会でした」と振り返った。

専門家グループからは、現在の感染状況のほか、これからの季節に向けて、インフルエンザも踏まえた対策の説明があった。またプロ野球の2球団に陽性反応者が出たことを受け、マスギャザリングの専門家からの中間報告も受けたという。

専門家グループの賀来 満夫氏は、「やはり移動中にどうしても感染が起こり得る可能性がある。外食でも起こり得るので、短時間ですますことが必要。ベンチの中でも注意する必要がある。中間報告ですので、すべてのデータが出そろっているわけではないが、(チームや球団が定期的に行う)PCR検査でも注意していただきたいという報告があった」と説明した。

会議後のリモート会見では、専門家グループから、11月7日に開催されるルヴァンカップ決勝の観戦者に向けての注意すべき点も示されている。国立競技場で行われるこの試合は、50%以下の収容率で行われ、2万4000人程度の入場が見込まれている。

賀来氏は「マスクをしっかりと着用していただきたい。人と人との接触の時に注意しなければいけないので、ソーシャルディスタンスを保ちながら、大声を出すことも控えていただきたい」と、改めてガイドラインの遵守を求めた。また「国立競技場はオープンスペースですので、空気の淀みは少ないと考えられます。それでもお手洗いや通路など、空気が淀みがちなところはあります。閉じた空間、密接、密集はスタジアムの中でもあると思いますので、そういったところでの注意をお願いしたい」と、想定し得る状況を指摘した。

三鴨 廣繁氏は「せっかくチケット取れたからどうしても行きたいだけど、体調がよくない。そういった方が感染されている可能性が高いので、体調が悪い時は来場をご遠慮いただきたい」と、意識の徹底を求めた。

また、舘田 一博氏は、「スタジアムの中ではみんな注意しているが、そこに行くまで、あるいは終わった後の打ち上げで緩んでしまう。油断してしまうことが次の感染につながってしまうので、そこはくれぐれも注意していただきたい」と話し、試合前後の行動にも注意が必要だと訴えている。

  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が運営するJリーグの公式サイトです。日程、結果、順位表、試合の速報などの試合に関連する情報はもちろん、Jリーグに最近興味を持った人から毎週末スタジアムに足を運ぶ熱狂的なファン・サポーターまで、みなさんにJリーグをもっと楽しんでいただける様々なコンテンツを掲載しています。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント