古江彩佳 ホステス&ディフェンディングの矜持

チーム・協会

【<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>】

富士通レディース 2020 東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)最終日

 最終日、ホステスプロでディフェンディングチャンピオンの古江彩佳が一気に順位をあげた。気がつけば、優勝争い。後続の結果しだいで、プレーオフの可能性を残してホールアウトした。「一応ということで、気を抜かずパッティング練習をしていた。18番は名物ホール。バンカーが立ちはだかり、すごく難しい。何がおこるかわからならないから」。しっかりと準備をしながら、その時を待ったが首位は、元世界ランキング1位の申ジエだ。

 「一歩、いや、二歩は及ばなかったです。もしかしたらと思っていたから、ちょっと、悔しい」と笑顔で話した。今大会、初のホステスプロを体験。「知らず知らずに、プレッシャーをかけていた。とにかくスコアを落とせない。そんな気持ちが強く、全身がカタくなった。それから、プレー中、笑顔も忘れていましたね」とタメ息をついた。それでも、意地の66。「スタートで、ディフェンディングチャンピオンとアナウンスされた時は、本当に気持ちが良かった」という。

 となれば、今年の残り5戦で今季2勝目をーとなる。「いい状態をキープして、プレーができていると思います。流れを途切れさせず、残りの試合へ挑みたい。2勝目は、運しだいかなぁ」とルーキーイヤーの手応えを語った。(中山 亜子)
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