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伝統に学ぶ 月山の精神『人格をみがく』

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 かつて、ボートレーサー赤岩善生が訪れた『月山日本刀鍛錬道場』は神聖な場所だ。今や刀は、美術刀剣として認められその技術が継承されているが、継承されているのは技術だけではない。『精神』もである。

スポーツの世界ではしばしば『精神力』という言葉を使う。果たして『精神力』とはいったい何であろうか。あまり深く考えられていないような気がする。

『自由』という言葉もそうだが、『自分の好みのままにまかせる』『楽な方法を採る』『見映えを尊重する』『今さえよければいい』『結果ありき』…などは『精神』と対極にあるといっていい。
『精神力』とは『自分の心身から離れて考察し行動できる力』をいう。『自我やその欲求を捨てる力』だ。

月山貞利(がっさん・さだとし)さんはそれを『人格をみがく』と表現した。

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「どんなに大変でも基礎から積み重ねていく必要があります。途中を簡略化することはできますが、しかし、基礎をおろそかにすると、最後の最後になって問題が生じる。それまではあまり問題が起きなかったのに、最後に失敗してしまうことになる。それが刀づくりです」と解説している。

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上の写真は『焼き入れ』をする直前のもの。刀身はまっすぐだ。
しかし、「えいっ!」と気合とともに焼き入れると…

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写真上のように、『反り』が生じる。

『鍛錬』によって性質が異なる鉄をはりあわせ、折り返し、重層化してきた結果である。
鉄が急速に冷やされるとき、それぞれの鉄の収縮率が違うため『変形』するのだ。
その『変形』にゆがみやねじれがない。『整然と綺麗に曲がる変形』が『反り』である。
すごいとしかいいようがない世界だ。基礎の積み重ねと人格の磨き上げによって到達できるというのである。

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事実、『月山日本刀鍛錬道場』ではそうした地道な作業を丹念にしていた。そして、技術と精神を磨いた道場生はいずれ独り立ちしていく。

月山貞利さんほど、多くの刀工を育成している人はいない。およそ800年前から続く伝統技術の継承を考えるというのは、過去と同じほどの時間の重みを未来に傾けるということだ。
つまり、月山貞利さんは800年前の時間の重みを感じるとともに800年先に願いを託しているのだ。

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こうした価値観が、ボートレースと重なる部分が多いと信じたい。

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