ラ・リーガ第5節、エイバルはレアル・バジャドリード相手に1-2で勝利。今シーズン初勝利を手にした。乾と武藤は共に先発出場を果たし勝利に貢献。前者は負傷により88分に交代、後者は76分までプレーしている。

　前半29分にハンドでPKを獲得したエイバル。このチャンスをブルゴスがしっかりと決め先制に成功する。対するバジャドリードも、昨シーズンまでエイバルに所属していたオレジャーナを中心に攻撃を仕掛ける。すると37分、中央に折り返したナチョ・マルティネスのボールにダイレクトで合わせたのはトニ・スアレス。エイバルは同点ゴールを許し、前半を1-1で折り返す。

　後半、リーグ最多のセーブ数を誇るGKドミトロヴィッチが見せ場を作る。後半開始早々、エリア内のファールでPKを取られたエイバル。セルジ・グアルディオラの右隅のシュートを、セルビア代表の守護神が横っ飛びでスーパーセーブ。ビッグプレーでチームを救う。逆転ゴールから逃れたエイバルだったが73分、パプ・ディオプが中盤でのファールで1発退場。

　残り時間で苦戦が予想されたエイバル。しかし終了間際の90分、アルビージャの左サイドのクロスを頭で合わせたのはサイドバックのケヴィン・ロドリゲス。劇的な決勝点をあげたエイバルはリーグ戦5試合目で念願の初勝利。暫定で順位を13位に上げている。