【ガンバ大阪】今季2度目の4連勝を賭けた鹿島戦。アウェイの対戦時と違うガンバを見せつける

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【©GAMBA OSAKA】

宮本監督の就任後、過去2シーズンは秋以降に強さを見せてきたガンバ。前節は広島に勝ちきり、3連勝を飾ったが、チームが再び上昇気流に乗りつつある要因は明白だ。
「前線から一人、一人がハードワークできている」と藤春が言えば、小野瀬も「皆がハードワークしているので大崩れしていない」と充実感を口にする。
3連勝中はいずれも1点差という僅差での戦いだが、4バックだろうと3バックだろうとチームが本来目指すのは前線からのアグレッシブな守備をベースに相手ゴールに鋭く迫るスタイルだ。

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「ハードワーク」というキーワードの旗頭に立つのが、2試合連続で先発中のパトリック。前節は先発起用としては昨年8月以来となるゴールもゲットしたパトリックだが、かつて三冠達成の立役者になったブラジル人アタッカーは攻撃面だけでなく、守備でも献身的にスイッチを入れる役割を遂行。「色々なものが生み出されると思ってパトリックを起用しているところもある」と宮本監督も期待通りの働きに手応えを感じている。
今季2度目の4連勝を目指すガンバだがチームの成長と上積みを証明する上で、格好の難敵がパナソニックスタジアム吹田に乗り込んでくる。
暫定順位で7位のガンバに対して勝ち点1で上回る鹿島は暫定で6位。前節は大分に0-2で敗れ、11年ぶりの8連勝は逃したものの、現在のJ1リーグで最も調子がいいチームの一つと言っても過言ではないだろう。
ザーゴ監督が目指すスタイルが浸透し、前線からハードワークしてくる鹿島だがやはり警戒したいのは、好調の攻撃陣。11得点中のエヴェラウドと5得点中の土居は言うまでもないが、左サイドの藤春とマッチアップするファン・アラーノをいかに封じるかが守備面での鍵になるはずだ。
4バックで本来の躍動感を攻守で取り戻している藤春も言う。「鹿島は右サイドの攻撃がデータから見ても多いし、土居も絡んでくる。自分のところが守備の鍵を握る」
一方、宮本監督の就任後、4試合連続でドロー決着している鹿島に対して、今度こそ勝ち切る上で不可欠になるのが、相手を上回る得点数となる。

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8月に行われたアウェイの戦いでは先手を取りながらも土壇場に痛恨の同点弾を献上。パトリックへの単調なロングボールがリズムを失うきっかけになったが、当時とは異なる新たなスタイルをガンバは積み上げてきた。「ヘディングという絶対的な武器もあるし、背後に出て起点になるのが最大の武器」と小野瀬が語るように、パトリックが作り出したスペースをチームとして有効活用することが、勝利には不可欠となる。
「もう少しボールを持つ時間を長くしながら攻撃の時間を増やしてチャンスを増やしたい」(宮本監督)。拮抗した一戦となるのは間違いないが、今度こそ勝ち名乗りを上げるのはガンバだ。
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著者プロフィール

ガンバ大阪は、北摂・北河内地域をホームタウンとして活動しています。 「ガンバ」は、イタリア語で「脚」を意味する言葉で、日本語の「頑張る」にも通じています。 「チーム一丸となって勝利を目指して頑張るチーム」「どんな状況でもガンバって勝利を勝ち取るチーム」「大阪をホームタウンとし、大阪を中心とした関西ファンの声援を受けてガンバるチーム」「日本一、世界一のクラブ組織に向けてガンバるサッカークラブ」という気持ちが込められています。

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