【前日会見】第104回日本陸上競技選手権大会・混成競技 〜2日間ライブ配信実施!〜

日本陸上競技連盟
チーム・協会

【アフロスポーツ】

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期となっていた第104回日本選手権混成競技が9月26〜27日に開催されますが、その前日会見が9月25日、長野市内のホテルで行われました。会見には、男子十種競技に出場する右代啓祐選手(国士舘クラブ、日本記録保持者)と中村明彦選手(スズキ)、女子七種競技に出場する山崎有紀選手(スズキ)とヘンプヒル恵選手(アトレ)の4名が出席。それぞれ大会に向けての抱負を述べました。

以下、各選手のコメント(要旨)をご紹介します。

右代啓祐(国士舘クラブ)

【JAAF】

コロナ禍のなかで、開催していただけることに感謝をしながら、2日間を戦っていきたい。現状は、自分のなかでは、できることはすべてやってきた。自己記録更新を1つの目標に…それができれば日本記録(8308点、2014年)の更新ということでもあるが、6年ぶりに更新できるように頑張っていきたい。
1年1年が大事な時期、そして年齢にも来ている。来年の東京オリンピックに繋がる、弾みがつくような2日間にしたい。
ポイントになると思っているのは、100m・走幅跳・砲丸投。この3種目で思うように記録が伸びれば、波に乗ってくるのかなと思っている。明日は、1種目め、そして2種目め、3種目めと(良い流れを)繋げていけるような成績を、まずは残したい。今シーズンは、東京選手権(東京)と道央混成競技競技会(北海道)の2戦に出場していて、そこでも100m・走幅跳・砲丸投の3種目で記録が出るように準備してきた。なので前半の3種目に注目していただければ…と思っている。

中村明彦(スズキアスリートクラブ)

【JAAF】

今回は、いつもと違う大会ということもあるので、いつもと違う自分を見せられたらいいなと思っている。ここ数年は、種目が進むにつれて、どんどん硬くなっていったり、力んでいったり、ネガティブになったりすることが多かった。そういったところを、ポジティブに、ちょっと軽い気持ちをもって進めていけたらなと思っている。
(今回の結果は)ランキング等にはかかわってこないが、来年に向けて、少しでもたくさんのポジティブな要素をつくって、試合を終えることができるようにしたい。
8月末に肉離れをしてしまい、今回は、そこからの試合となる。このため、自分のなかでは、走る種目で、どれだけ走れるか、タイムが出せるかというところがポイントになってくると思っている。いいタイムが出れば、跳躍にもつながっていくし、ポジティブにもなれる。そういう意味でも、スプリントがポイントかなと思う。

山埼有紀(スズキアスリートクラブ)

【JAAF】

この厳しい状況のなか、日本選手権が開催され、出場できることを嬉しく思っている。日本選手権では、1種目1種目をしっかりやり遂げて、結果的に自己記録(5873点)の更新ができればいいなと思っている。2日間、精いっぱい頑張りたい。
好きな種目のスプリント系(200m)と投てき(砲丸投とやり投)で、自分らしい思いきったパフォーマンスができれば、記録に繋がっていくのではないかと思っている。これらの種目で気持ちよく競技ができればいいなと思う。

ヘンプヒル恵(アトレ)

【JAAF】

ほかの方々が仰ったのと同様に、まず、このような状況のなかで日本選手権混成が開催されること、そして、そこに私が出場できることを嬉しく思う。去年、ケガで出られなかったぶん、今年はその思いを背負って、練習を積んできた。それをしっかりこの舞台で示すことができればいいなと思っている。日本記録(5962点、中田有紀、2004年)を目指して、優勝を目指して、頑張りたい。
ポイントとなるのは、自分が得意としている100mHと走幅跳。今年は、100mHにおいても自己ベスト(13秒37)が出せているので、この調子でそれをさらに上回れるように頑張りたいと思っている。走幅跳のほうも、スプリント(力)が徐々に上がってきていることで、記録にも繋がっている。まずは、この2種目で記録を狙っていきたい。
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大会は9月26〜27日の2日間の日程で、U20全国陸上競技大会・混成競技と併催する形で、長野市営陸上競技場において行われます。大会の実施にはあたっては、日本陸連が策定した「陸上競技活動再開のガイダンス」に沿った準備や運営方式を導入、万全の感染防止対策をとられました。
ただし、この影響により、今大会は無観客での実施になります。競技の模様は、両日ともに競技開始前の午前9時から競技終了後まで、インターネットにおいてライブで映像を配信の予定で、従来の方式にコメンタリーを加えるなど、多くのファンが楽しめるよう準備が進められています。配信先へのリンクやスケジュールは、日本陸連公式サイト( https://www.jaaf.or.jp/competition/detail/1533/ )にてご覧ください。
また、大会プログラムのほか、タイムテーブルやスタートリストなども、上記サイトで入手が可能です。オンラインでのご観戦に、ぜひ、お役立てください。


文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真提供:アフロスポーツ
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