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若者の育成の仕方8  アマチュアこそ、プロを超えていく

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 『世界の王貞治』にどうしても聞きたいことがあって、取材したことがある。福岡ダイエーホークス監督時代だ。『アマチュアをどう思っているか…』という問いであった。

「プロが上でアマチュアが下…、なんてことはないですね。アマチュアにも人間的に素晴らしい方がたくさんいますし、理論や技術、練習方法など、プロが学ばなければならないことが多々あります」

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『世界一』の回答だった。

旧称・大阪ドームのグラウンドで、試合に直接関係のない質問に答えてくれた一場面だったが、周囲から聞く尊敬の声の訳が理解できた。隔たりがない。
ちなみにその時、運勢とかバイオリズムなどについても質問を投げかけたが、「やり通す“意志”が大事であって、自分はそういうものを気にしたことはないです」と語っている。

さらに、“意志”について、「もし仕事や勉強中にどうしようもない睡魔に襲われたら、逆立ちでもなんでもして目を覚ますくらいでないと…」とも言った。普通なら少し寝てからとかコーヒーでも飲んで…であるが、王さんは逆立ち。サイン色紙にしばしば書いていた『気力』である。

「アマチュアから学ばなければならない」という王さんの言葉は重いだけでなく、今のプロ野球界で当たり前になっている。野球関係者からこんなことを聞いたことがある。

『プロはある程度完成された選手が入ってくる世界。だから理論的な裏付けや練習方法が確立している。でもアマチュアは違う。能力や体力や技量・体格に大きな差があるため、指導者はどうやったら向上できるか必死に考えることになる。個人差に応じた個々の指導法である。その個々の指導法を考えているうちに、特殊な練習法や極端な理論が生まれカタチになっていく』

実際、「変な打ち方をしているのに実戦で結構打つ選手がいて、“おまえどう教わったんだ?”と聞いたことがあります…」とプロのコーチから聞いたことがある。
詳細は省くが、『令和スイング』『フライボール理論』『右手主導理論(右バッターの場合)』『スエー理論』など10年前、20年前とは異なる理論や理屈がどんどん出てきている。そして結果にもつながっている。

固定観念は禁物である。そして、アマチュアや素人を軽んじてはならない。
当然、若者が自発的に考えることについても同様である。
若者が自由にイメージしたことが思わぬ発見につながるかもしれない。

『確立してしまった理論』から『飛躍』は生まれないのだ。

(C)BOATRACE

びわこで開催されているヤングダービーは22日が最終日。12R優勝戦に名がある関浩哉もそんな一人だ。
「地元の偉大な先輩である毒島さんを尊敬していますが、でも毒島さんでレース理論が行き止まりではないと思っています。毒島さんを超えたい!」とハッキリ語っている。若者らしくて気持ちがいい。きっと他のメンバーも同様であろう。

『新しさ』や『未完成』が生み出す『新世界』はプロにもある。

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