注目はC大阪vs鹿島の連勝対決。勢いを加速させるのはどちらのチームか。異次元の強さを見せる川崎Fは浦和の本拠地に乗り込む【プレビュー:明治安田J1 第17節】

Jリーグ
チーム・協会

【©J.LEAGUE】

明治安田生命J1リーグは19、20日に、シーズンの折り返し地点となる第17節が開催される。

首位を走る川崎Fは、浦和の本拠地に乗り込む。前節は広島を下し、4連勝を達成。守備に自信を持つ相手から5ゴールを奪い、異次元の強さを示している。スタメンに復帰し、2ゴールを記録した田中 碧のパフォーマンスに注目だ。一方の浦和も前節は札幌との打ち合いを制した。もっともここ3試合で8失点と守備に課題を残す。川崎Fの攻撃をいかに食い止めるかが、この試合の重要なテーマとなるだろう。

C大阪vs鹿島は、好調同士の一戦となる。前者は6連勝中で、後者も5連勝中。今最も勢いに乗るチーム同士の対戦だけに、高品質の戦いが期待できる。C大阪は堅い守りに加え、清武 弘嗣、柿谷 曜一朗の2枚看板が調子を上げているのは好材料。ただし中2日の試合となるだけに、コンディション面に不安を残す。一方の鹿島は5試合で12得点と、攻撃陣が絶好調。エヴェラウド、土居 聖真を軸とした攻撃で、C大阪の堅守を崩したい。

3位のFC東京は、ホームで仙台と対戦。ここ2試合は勝ちがなく、上位2チームとの差が広がりつつある。優勝争いに踏み留まるためにも悪い流れを断ち切りたいところ。失点が増えつつあるだけに、まずは守備の安定がテーマとなりそうだ。一方の仙台は6試合勝ちがなく、現在は3連敗中。こちらも3試合で9失点の守備の再整備が求められるだろう。

4位の名古屋はホームに神戸を迎える。前節は守備の隙を突かれ、横浜FCに敗れた。持ち前の堅守を取り戻すことが重要なテーマとなる。一方の神戸は6試合勝利がない。水曜日の一戦でもC大阪に0-1で惜敗。中2日での一戦となるなか、メンバー構成がカギを握りそうだ。

柏はホームに広島を迎える。前節は鳥栖に1-2と逆転負け。オルンガは好調を維持するだけに、守備陣の奮起が求められるだろう。広島は前節、川崎Fに大敗を喫した。ショックの大きい敗戦から、いかに立て直すのか。城福 浩監督の手腕が問われてきそうだ。

札幌は水曜日に行われた鳥栖戦で勝利を収め、10試合ぶりに勝点3を手にした。課題の守備が無失点に抑えたのは好材料で、巻き返しのきっかけを掴んでいる。対戦相手のG大阪は2連敗と調子が下降気味。ともに完封負けに終わっただけに、攻撃陣が意地を見せたいところだ。

鳥栖はホームに横浜FMを迎える。水曜日の試合では札幌に敗れ、4試合ぶりに黒星を喫した。中止となった試合を消化するために週2ペースでの試合が続くなか、コンディション面が重要なテーマとなる。選手起用も含め、金 明輝監督の手腕がカギを握るだろう。横浜FMは水曜日の試合で清水に快勝を収め、連敗を3で食い止めた。ここ2試合で3得点のエリキが、今節も重要な役割を担いそうだ。

大分は2連勝と復調の気配を見せる。今節はホームで横浜FCと対戦。2試合連続3得点と攻撃に迫力が生まれている。牽引車の田中 達也が今節もキープレーヤーとなりそうだ。対する横浜FCも、前節は名古屋に競り勝ち、連敗を3で食い止めた。卓越したパスワークで名古屋の堅守を打ち破っており、今節も果敢な攻撃スタイルで、連勝を狙う。

湘南vs清水は17位と18位の対戦となる。湘南は前節、G大阪に競り勝ち、9試合ぶりの勝利を手にした。ここ3試合は負けなしと好転の兆しを見せている。攻守両面でアグレッシブなスタイルが蘇りつつあるだけに、今後の巻き返しに期待が持てそうだ。一方の清水は7連敗と苦境に陥っている。課題の守備に加え、得点力にも陰りが見える。攻守両面に不安を抱えるなか、いかに立て直しを図っていくのか。ピーター クラモフスキー監督の手腕が、何よりも重要となる。

  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が運営するJリーグの公式サイトです。日程、結果、順位表、試合の速報などの試合に関連する情報はもちろん、Jリーグに最近興味を持った人から毎週末スタジアムに足を運ぶ熱狂的なファン・サポーターまで、みなさんにJリーグをもっと楽しんでいただける様々なコンテンツを掲載しています。

新着記事

スポーツナビからのお知らせ

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント