鈴木愛 パッティングに新たな希望

チーム・協会

【<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>】

 2020-21年JLPGAツアー第6戦『第51回デサントレディース東海クラシック』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)が、愛知県美浜町・新南愛知カントリークラブ美浜コース(6,456ヤード/パー72)で開幕する。17日は指定練習日。出場選手が入念な最終調整を行った。

 鈴木愛の悩みは深い。「ショットは悪くないのですが、パッティングが入らない。フィーリングは悪くないです」と苦悩する。

 悩んだ末に、ある挑戦を決意した。試合で行うのは「一昨年以来」というクロスハンド。「今週、短い距離を練習した時にクロスハンドで打ったら、上手くいきました。クロスでいこうかな」と打ち明けた。

 また、気持ちに変化も表れた。「これまで、ネガティブに考え過ぎていた。来年の最終戦まで1シーズンが長い。深く考えなくてもいいかな」と切り替える。

 さらに、「相性のいいコースなので、今回こそという気持ちがあります。バーディーホールも多いので、しっかりバーディーが獲れれば、後半もいける」と自らを奮い立たせた。

 パッティングの名手と言われ、18-19年と連続して平均パット数(パーオンホール)第1位を保持する。前週、5試合までのデータでは、その数値は1.7554。昨年の1.7561と比較しても、決して悪い数字ではない。

 本大会は、自身がウェア契約するメーカーの主催試合だ。「秋の新作バージョンをいただきました」。心機一転、第1日にのぞむ。
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