【新日本プロレス】野中大三の「30回目の『G1』は現世代最高の『G1』になる!」

チーム・協会

【野中大三】

大好評! 株式会社カプコンで、テレビゲームのプロデュースを行っている、野中大三さんによるプロレスコラム!

第22回「30回目の『G1』は現世代最高の『G1』になる!」

【野中大三】

みなさん、こんにちは。
株式会社カプコンでゲームプロデューサーをしている野中です。

ついに『G1 CLIMAX』が開幕します!
暑い夏が去って秋になりましたが、今年の秋は夏よりも暑くなりますよ!
今回は世界中のプロレスファンが注目する第30回『G1 CLIMAX』をテーマにゲーム的プロレス論を展開していきます。最後には優勝予想もしますよ!

今大会の注目すべきポイントは「初めての・・・」

30回目の記念大会となる今年の『G1』ですが、メンバーがとても興味深いです。
注目すべきは初出場の選手がいないことです。
『G1 CLIMAX』30年の歴史で初出場選手がいないのはなんと初めてのことなのです。
そう、初めて初出場選手がいない『G1』なのです。(なんだかややこしいですね。)

昨年エントリーされず今年エントリーとなった、鈴木みのる選手、高橋裕次郎選手、YOSHI-HASHI選手はみな出場経験のある復帰組です。新日本プロレスにレギュラー出場している選手で落選者が多数出ていることからも、『G1』の敷居の高さがうかがえます。出場経験者が渋滞している状況では初出場がかなうことは難しくて当然ですよね。
これは新日本プロレスの選手層の充実と『G1』のブランド価値の高さを証明しています。

出場経験者のみで争う今年の『G1』は現世代メンバーによる最高の『G1』になると予想します。

現世代最高作品の役割

ゲーム業界にも「現世代最高作品」というものが存在します。
ゲーム業界の「世代」はゲーム機を指します。ファミコンの次の世代がスーパーファミコン、その次の世代がニンテンドー64とプレイステーションとセガサターン、といったようにゲーム機も代替わりをしています。

2020年はちょうど代替わりの年です。PLAYSTATION5とXbox SerieXが発売され、ゲーム界は大きな変革期を迎えようとしています。そして現世代機のPLAYSTAION4、XboxOneではものすごく完成度の高いゲームが続々と発売されており、まさに「現行機最高作品」のオンパレードが発生しているのです。

ゲーム機が切り替わる年にはこれまで出たゲームの売れ行きやユーザーさんの求める声がゲームメーカーに蓄えられていて、さらに技術的な挑戦は大かた終えていますので、ゲーム機の性能を最大限発揮した上でユーザーさんに満足いただけるゲーム開発が行われる状況になるのです。
それゆえゲーム機切り替え機には現世代最高作品と呼ばれるゲームタイトルがいくつも生まれるのです。

そして大きく花開いたゲーム機はその盛り上がりを次世代機に引き継いでゆく。
これがゲーム機の移り変わりの有様です。今年はゲーム機の移り変わりの年なので、ゲームから少し離れている人も久しぶりに遊んでみてください。良作がたくさん揃っていますよ。

現世代最高の『G1』を期待。

【新日本プロレスリング株式会社】

話題を『G1』に戻しましょう。
現世代最高の『G1』になると予想する理由は初出場選手がいないこと以外にも2つあります。

まず、「出場者全員が『G1』経験者であること」です。
『G1』を経験し、かつエントリーしている選手のほとんどとシングル対戦経験がある状況でのリーグ戦となります。リーグ戦の戦い方を各選手が十分練りこんだ状態での戦いになることでしょう。

次に、「前哨戦がないこと」です。
今大会は新型コロナウイルス感染拡大防止のためエントリーした選手はリーグ戦にのみ出場することになります。毎年恒例になっていた、別ブロックのリーグ戦の大会での前哨戦が組まれません。
つまり、リーグ戦一発勝負になります。
こうなると各選手、リーグ戦に焦点を絞った作戦、コンディション管理をすることになるのでリーグ戦の緊張感は間違いなく高いものになります。

・初出場選手がいない。
・全員が『G1』経験者。
・前哨戦がない。


この3つの条件下での『G1』はシングルマッチの醍醐味が凝縮された最高のリーグ戦になるでしょう。
まさしく、現世代最高の『G1 CLIMAX』なのです!

そして今大会の先にどんな新しい『G1』が描かれていくのか、次の『G1』への指針を作るという意味でも非常に重要な大会になるでしょう。

野中的優勝予想

ここからは僕の優勝予想です。
初出場選手がいない今大会ですが、実は初お披露目とも言える選手が1名います。
それは・・・

ヘビー級転向を果たしたウィル・オスプレイ選手!

【新日本プロレスリング株式会社】

2月19日の後楽園ホール大会で正式にヘビー級転向を宣言したオスプレイ選手は残念なことに3月以降日本での試合が組まれていません。しかし、Instagramでは肉体改造を日々公開し、ヘビー級への転向が順調に進んでいることをアピールしています。
キャッチコピーも「The Aearial Assasin」から「The Assasin」に変更し、ファイトスタイルの変更を暗に示しています。

今大会において、オスプレイ選手は最も予想がつきにくい選手なのです。
これはオスプレイ選手にとても有利な材料だと思いませんか?

ジュニアヘビー級時代のライバルである、高橋ヒロム選手がNEW JAPAN CUP、IWGPダブルタイトルマッチと大活躍を見せているだけに、『G1』での奮闘が期待されます。

優勝決定戦はオスプレイ選手vsSANADA選手で、オスプレイ選手の初優勝と予想します!

10月18日の優勝決定戦ではどの選手が勝ち残っているのか、今年は優勝予想が例年以上におもしろい大会ですよね。
いよいよ開幕する30回目の『G1 CLIMAX』、みなさんもいっしょに盛り上がりましょう!

■野中大三(のなかだいぞう)
株式会社カプコン プロデューサー
プロレス観戦歴、ゲーム歴ともに36年。
『G1』では毎年オフィシャルポロシャツを購入しています。

●Twitterアカウントはコチラ!
@daizonnonaka

■『レック Presents G1 CLIMAX 30』

・9月19日(土)15:00開場 17:00試合開始
大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)<開幕戦>
☆9月12日(土)より一般発売開始
※「1階アリーナ」は完売となりました。
※「1階ひな壇」「2階特別席」は残りわずかとなりました。

・9月20日(日)12:00開場 14:00試合開始
大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
☆9月12日(土)より一般発売開始
※「1階アリーナ」は完売となりました。
※「1階ひな壇」「2階特別席」は残りわずかとなりました。

・9月23日(水)16:30開場 18:30試合開始
北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる
☆9月12日(土)より一般発売開始
※「アリーナ席」は完売となりました。
※「アリーナスタンド席」は残りわずかとなりました。

・9月24日(木)16:30開場 18:30試合開始
北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる
☆9月12日(土)より一般発売開始
※「アリーナ席」は完売となりました。
※「アリーナスタンド席」は残りわずかとなりました。

・9月27日(日)14:30開場 16:00試合開始
兵庫・神戸ワールド記念ホール
☆9月5日(土)より一般発売開始

・9月29日(火)17:30開場 18:30試合開始
東京・後楽園ホール
※「指定席」は完売となりました。一般発売でのお取り扱いはございません。

・9月30日(水)17:30開場 18:30試合開始
東京・後楽園ホール
※「指定席」は完売となりました。一般発売でのお取り扱いはございません。

・10月1日(木)16:30開場 18:30試合開始
新潟・アオーレ長岡
☆9月12日(土)より一般発売開始

・10月5日(月)17:00開場 19:00試合開始
香川・高松市総合体育館・第1競技場
☆9月6日(日)より一般発売開始

・10月6日(火)16:30開場 18:30試合開始
広島・広島サンプラザホール
☆ローソンチケット特別先行 9月13日(日)12:00〜9月18日(金)23:59
☆9月19日(土)より一般発売開始

・10月7日(水)16:30開場 18:30試合開始
広島・広島サンプラザホール
☆ローソンチケット特別先行 9月13日(日)12:00〜9月18日(金)23:59
☆9月19日(土)より一般発売開始

・10月8日(木)16:00開場 18:00試合開始
岡山・ジップアリーナ岡山
☆9月12日(土)より一般発売開始

・10月10日(土)15:00開場 17:00試合開始
大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
☆ローソンチケット特別先行 9月19日(土)12:00〜9月25日(金)23:59
☆9月26日(土)より一般発売開始

・10月11日(日)16:00開場 18:00試合開始
愛知・愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)
☆9月13日(日)より一般発売開始

・10月13日(火)16:30開場 18:30試合開始
静岡・浜松アリーナ
☆9月13日(日)より一般発売開始

・10月14日(水)16:30開場 18:30試合開始
神奈川・横浜武道館
☆9月2日(水)より一般発売開始
※一般発売日は9月1日(火)を予定しておりましたが、9月2日(水)に変更となりました(8/19情報更新)

・10月16日(金)16:30開場 18:30試合開始 
東京・両国国技館
☆ローソンチケット特別先行 9月26日(土)12:00〜9月30日(水)23:59
☆10月3日(土)より一般発売開始

・10月17日(土)15:00開場 17:00試合開始 
東京・両国国技館
☆ローソンチケット特別先行 9月26日(土)12:00〜9月30日(水)23:59
☆10月3日(土)より一般発売開始

・10月18日(日)13:00開場 15:00試合開始 <優勝決定戦>
東京・両国国技館
☆ローソンチケット特別先行 9月26日(土)12:00〜9月30日(水)23:59
☆10月3日(土)より一般発売開始

※大会日程・開催日時は変更となる場合もございます。
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著者プロフィール

1972年3月6日に創業者のアントニオ猪木が旗揚げ。「キング・オブ・スポーツ」を旗頭にストロングスタイルを掲げ、1980年代-1990年代と一大ブームを巻き起こして、数多くの名選手を輩出した。2010年代以降は、棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカらの台頭で再び隆盛を迎えて、現在は日本だけでなく海外からも多くのファンの支持を集めている。

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