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ヤングダービーで下克上めざせ! 大塚康雅(後編)

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いざ、ヤングダービーへ

 柔らかい笑顔が印象的  柔らかい笑顔が印象的 (C)BOATRACE

 養成所時代は好成績をあげながら、デビュー後はフライング禍もあって足踏みの時期が長く続いた大塚康雅。それでもデビュー5期目あたりから徐々にポテンシャルの高さを示し始め、着実な成長を見せていく。
 デビュー6期目には、さらに前期より約1点アップの4.84。5点台が目前となってきている。7期目はやや数字を落としてしまっているのだが、初の予選突破を果たすなど、進境を見せはした。この時期、同期では大山千広がブレイクし始め、結果的に最優秀新人を受賞。養成所時代は大塚よりはるかに成績が下だった入海馨もA1級目前まで勝率を伸ばすなど、大塚にとっては焦燥感をあおられる出来事があっただろう。それでも腐ることなく、着々と努力を重ねた大塚。それが実を結んだのはデビュー9期目で、勝率が一気に5.36にアップ。ついに初のA級昇級を果たしている(A2級)。ここまでの大塚は、やや伸び悩みの気配を見せた後、一気に勝率を1点程度アップさせ、また伸び悩みの時期を経た後に1点程度アップ、という繰り返しで勝率を引き上げてきているところがある。成績が上がらない時期があっても、その後に急激に勝率アップ、というのがパターンと言えるだろうか。
 デビュー10期目は、勝率5.51でA2級キープ。それが今期適用の成績となっており、この9〜10期目の成績がヤングダービー出場につながったわけだ。そして11期目の現在、8月26日時点の勝率は5.09と下降気味。来季適用の級別審査期間は10月31日までなので、まだまだA級にとどまる可能性を大きく残してはいるが、いずれにしても今の大塚はやや伸び悩みの時期を送っていることになる。だとすれば、だ。これまでのパターンでいえば、来期は一気に勝率をアップさせて6点台半ばになる可能性があるかも!? そんな楽しみを抱かせてくれる存在でもあるわけである。

ヤングダービーでの奮闘を! ヤングダービーでの奮闘を! (C)BOATRACE

 大塚のひとつの武器は、軽量であること。ここ数年は大半が重量調整をしての出走なのだ。すなわち、男子選手の最低体重と規定されている51.0kgに満たない体重で走っている。減量に苦しむ選手も少なくない中で、これはひとつのアドバンテージである。重りを背負って51.0kgに達した状態でレースを走ってはいるが、それでも軽いほうがモーターが噴くという証言をしているトップレーサーは多い(事実、グランプリになれば、日頃は重量調整しない選手が、減量して51.0kg未満で出走するケースが非常に多いものだ)。この武器をうまく活かすことができれば、一気に頭角をあらわしてきてもおかしくない。
 また、近況は差し技に磨きがかかってきたこともプラス材料だ。それまではまくりで勝つケースのほうが多かったものが、1着時決まり手の多さは差しにシフトしてきている。もっとも、その分まくり1着が減っているのは気がかりだが、まくりと差しのバランスが絶妙になってくれば、その自在性の高さが成績アップにつながるのは間違いないはずだ。
 大塚は今年1月にデビュー初優出を果たしている。今のところ、優出はこの1回のみ。まだまだ実績は残せていないし、ましてヤングダービー出場選手のなかでは見劣りするのは確かだ。SG常連やG1ウィナーも名を連ねるヤングダービーにおいては、“家賃が高い”と見られても致し方ないだろう。しかし、相手はルーキーシリーズなどで対戦してきた選手も多く、名前に怯む必要はない。むしろ格下と開き直って勝負に臨めば、そのポテンシャルが通用する可能性はおおいにあるはずだ。好モーターを引き当てれば下克上ストーリーを刻むことだって不可能ではない。何より、このビッグレース初体験が大塚の今後に激しくつながっていくものであってほしいと願う。そして、一ファンとしては、舟券に絡みまくって、穴の使者となってほしい(笑)。繰り上がりだからといって、決して侮っていい男ではないのだ。

2020年9月15日更新 文:黒須田守(BOATBoy) 写真:池上一摩(BOATBoy)

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