【新日本プロレス】柴田勝頼選手に「一問一答」! LA道場生はここが違う!

チーム・協会

【新日本プロレスリング株式会社/山本正二】

『新日本プロレスの選手へ一問一答!』に柴田勝頼選手が登場!

柴田選手が皆様からの質問にお答えします!
※前編・後編の2部構成となっております。

※以下、インタビューの「序盤部分(※一部抜粋)」をSportsnaviで無料公開!

T’2(t2)さんからのご質問
完全復帰が100%なら今のコンディションは何%くらいですか?


柴田 何パーセントって聞かれるとわからないですけど、いまは若手の練習をしながら、自分のコンディションを上げてる感じですね。練習やトレーニングの内容によっては、怪我する前よりも出来る事が増えてます。

WaKikOさんからのご質問
LA道場生の野毛道場生とは違う強みは何だと思いますか?


柴田 まず、自分の経験した野毛道場っていうのは、20年前の話だから、いまの状況とは違うんですよ。で、自分は一回、辞めてる部分もあるので、平成から令和へと移り変わっていく野毛道場の在り方っていうのは正直わからないですね。

――なるほど。

柴田 ただ、去年の『G1 CLIMAX』では、アメリカから連れて来たLA道場のアイツらと一緒に日本の若手の練習も一緒にみてたんですけど、そこで最終日(8月12日日本武道館大会)に上村(優也)、成田(蓮)、クラーク(・コナーズ)、カール(・フレドリックス)あたりがバチバチやり合って、「これが新日本プロレスの若手のあるべき姿でしょ!」と思ったんですよ。

――試合後、かなりヒートアップしてましたね。

柴田 ええ。そんな流れがあるなかで、次のシリーズの『ヤングライオン杯』で自分が育ててきたLAのアイツらと、いまの野毛の若手がぶつかり合って、自分が試合をしてるわけではないんですけど、これは自分の挑戦でもありましたね。

――LAの若手が野毛の若手とどう渡り合うかってことですね。

柴田 だから、自分の試合以上にこっちも緊張するし、観てる人にどう映るか、どう評価されるかっていうのはすごく気になってたんですけど、結果的にカールが優勝してくれて、「自分がやってきた“道場論”は間違ってなかった」と思えましたね。

●安蔵@keep smile,keep distance&Stayhome.さんからのご質問
LA道場の若い選手たちを指導する上で、一番強く心がけてることは何でしょうか。
私自身社会人生活が長くなり、後輩たちに指導することが多くなりましたので、ぜひとも知りたく思った次第です。


柴田 (※拳を胸に当て)スピリット、魂、心。まず、そこ。闘う魂ですよ! このまえ、別のインタビューで棚橋(弘至)君と『心・技・体』の話をしたんですけど、心の次に来るのは、実は“体”なんじゃないかって話になったんですよ。ことプロレスに関しては。もちろん、もともとの『心・技・体』とは意味が違うと思いますけど、『心・体・技』っていうのがプロレスの道場論にとっては順番として大事なんじゃないかなと思ってますね。

●龍のくまさんからのご質問
LA dojo生の採用ポイントがあれば一つでもいいので教えてください


柴田 いまも話しましたけど、心です(キッパリ)。「まず気持ちがないと、自分のやろうとしてることにはついてこれない」っていう自信はあります。まずはそこを見抜く事を一番においてます。だから、いまのLAのアイツらっていうのは、ふるいにかけまくって残ったヤツらなんですよ。

●ハ チさんからのご質問
ゲイブ選手の戦う姿を見て、柴田イズムを感じます!
ずっと日本に滞在しているゲイブ選手にはどの様な指導をされてますか?


柴田 ゲイブに関しては、コロナで帰れなくなったのが、逆に自分を独り占めできるのでチャンスになりましたね(笑)。アイツ自身も、「試合もできるし、練習も一緒にできるから私はラッキーボーイだ」って言ってましたし。

――現在のゲイブ選手の成長はいかがですか?

柴田 アイツは寝技とかポジションの取り方を教えたら、一緒に練習出来ない時は自分で練習場所を探して出稽古に行って、柔術の練習をしたりしてるんですよ。自分に必要だと思った練習を自分で探して取り入れる事はとても大事なことで、また違う角度から学ぶ事が出来るし、成長に繋がりますし、そういう部分では意欲が凄いですよね。外国なのに。とてもハングリーだと思います。

――柴田イズムを継承してますね。

柴田 ホント、そういう選手をちゃんと見抜けて、ちゃんと育ってるというのは良かったと思います。たとえば、これが誰彼問わず入れてほっといたら『(3年B組)金八先生』の「腐ったミカン」じゃないですけど、1人手を抜くヤツがいたら、そこからどんどんダメになっていくっていうことがあると思うんですよ。

――悪影響が出ると。

柴田 そうです。いまはLAの練習を直接は見れてないんですけど、LA道場のスタッフにこっそり練習を覗いてもらったら、アレックスが新しく入った若手に厳しく声をあげて鼓舞してるって話を聞いたので、彼らのなかでも切磋琢磨出来ている。一期生はホントにいいモデルケースを作れたと思います。

【新日本プロレスリング株式会社/山本正二】

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著者プロフィール

1972年3月6日に創業者のアントニオ猪木が旗揚げ。「キング・オブ・スポーツ」を旗頭にストロングスタイルを掲げ、1980年代-1990年代と一大ブームを巻き起こして、数多くの名選手を輩出した。2010年代以降は、棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカらの台頭で再び隆盛を迎えて、現在は日本だけでなく海外からも多くのファンの支持を集めている。

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